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パンタを異様に縦長にして走る電車 もはや「ひし形」とは呼べぬ…なぜ?

  • 2021年9月2日
  • 乗りものニュース

電車が電気を取り入れるため、装備しているパンタグラフ。「ひし形」とも表現されるそれを、異様に縦長にして走っている電車の様子が、JR四国グループのTwitterで投稿されました。異様さの理由には地域の事情があるそうです。

いわゆる「ひし形」のパンタグラフですが…

 線路上空の架線(トロリ線)に、パンタグラフを接触させて電気をもらい、モーターを回転させて走る電車(違う方式もありますが)。

 JR四国 予讃線の電車が、そのパンタグラフを異様なほど縦長にして踏切を通過する様子を2021年8月31日(火)、JR四国ワープ新居浜営業所(愛媛県新居浜市)の公式ツイッターアカウントが動画で掲載。話題になっています。

 動画の電車(JR四国7000系、7200系)が使っている、いわば旧来型のパンタグラフは、その形状が「ひし形」と表現されることもありますが、投稿された動画では縦にかなりのびており、これを「ひし形」と表現する人はいないでしょう。

 なぜ、異様なほど縦長になっているのでしょうか。

 理由は、一般的な場合よりだいぶ高い位置に、架線が張られているからです。

 架線とその下を走る電車までの間隔は、常に同じではありません。広がったり、縮まったりします。そうしたなか電車が安定して電気を得られるよう、パンタグラフは柔軟に伸び縮みし、架線に追従するしくみになっています。

 そのため架線が高い位置にあると、そこへ追従しようとパンタグラフも縦長になるわけで、その動画では、異様なほど架線が高い位置にあることから、異様なほどパンタグラフが縦長なのです。

なぜそんな高い位置に架線を? その理由は…

 なぜそんな高い位置に架線が張られているのか、動画を投稿したJR四国ワープ新居浜営業所の公式ツイッターアカウントは、「実はこの踏切は東予の伝統文化、太鼓台(お神輿)が通ります。予讃線でも一部区間で架線高を高くして安全を保っているそうです」と理由を説明しています。

 お神輿が踏切を通過するときに安全を保てるよう、架線が高い位置にされているため、パンタグラフが異様に縦長になっている、というわけです。

 ちなみに埼玉県を走る秩父鉄道では、秩父夜祭で山車が踏切を通過するとき、一時的に架線を外しています。

 また貨物駅でも、フォークリフトを使った荷下ろしをする関係から架線が特に高く張られ、電気機関車のパンタグラフが異様に縦長になっていることがあります。

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