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大型トラック「おでこの3連ランプ」なぜ消えた? そもそも何だったのか

  • 2021年4月21日
  • 乗りものニュース

大型トラックの運転席の上には、緑色のランプが3つ、外から見えるように並んで設置されていました。ひとつ光る時もあれば、3つ光るときもあるものでしたが、何だったのでしょうか。

おでこが光っていた大型トラック

 大型トラックは、暗い中でもその大きな車体の存在を周囲に知らせるために、側面にいくつかのマーカーランプを備えていますが、かつては車両のおでこ、キャビン(運転席)の上部にも、3つ並んで緑色に光るランプが見られました。

 いまや見かけなくなって久しいキャビン上の3連ランプ、どのような意味があったのでしょうか。

 3連ランプは、速度表示灯あるいは速度表示装置と呼ばれるもので、かつては大型車に設置が義務付けられていました。その名の通り、前方から走ってくる大型トラックの速度を周囲に知らせる目的です。

 3つのランプは、対向車側から見て右側、左側、真ん中の順で点灯します。右が点灯していれば40km/h未満、左右点灯は40km/h以上60km/h未満、3つ全て点灯するのは60km/h以上を意味します。

 大型車への装備義務は2001(平成13)年に廃止され、装備は任意になったことから、トラックメーカーもこれを取り外しました。事業者の経済的負担もあり、トラックの業界団体などが義務の撤廃を求めていました。

 なお、この速度表示灯の装備義務がなくなった2年後、大型トラックには90km/hで作動するスピードリミッターの装備が義務付けられています。

 ちなみに、速度表示灯は大型貨物車のみ義務付けられていましたが、かつてはバスなども、これに類する車体上のランプを取り付けていることがありました。岡山県で路線バスを運行する宇野バスは2021年現在も、車体上部の前方に5連、後方に5連のランプを全てのバスに取り付けています。5連なのは、トラックと間違われないようにするためだそうです。

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