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「AIRDO初号機」最終便の機内の様子は? 「歴史を創った」767 最後の日を追った

  • 2021年1月21日
  • 乗りものニュース

北海道を拠点とする航空会社AIRDOにおいて「歴史を創った機体」といえる初号機「JA98AD」が退役。商用運航の最後の日、ラストフライトまでを追いました。新千歳空港、羽田空港、そして機内では、いつもと違った光景が広がっています。

前世紀デビューの767「JA98AD」

 北海道を拠点とする航空会社、AIRDOが2021年1月20日(水)の新千歳発羽田行きADO20便をもって、1998(平成10)年12月20日デビューの同社初号機、「JA98AD(機種:ボーイング767-300ER)」を退役させました。

 AIRDOは、1996(平成8年)に「北海道国際航空株式会社」として発足、1998年に新千歳〜羽田線で運航をスタート。以来、国内線の一大幹線といえる東京〜北海道間の航空路を、大手航空会社より手ごろな運賃設定などを武器に拡充してきました。その中心を担ったのがJA98ADといえるでしょう。よって同社は、この機体を「AIRDOの歴史を創った機体で、歴史そのもの」と表現しています。

 AIRDOによると、JA98ADの退役は当初は、もう少し後になる予定だったといいます。それが「新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、コスト削減の一環」によって、若干早まったとのこと。

 それでも退役に先立ち同社では、退役プロジェクトと称する公式Twitterアカウントを開設。同機を“擬人化”させ、導入されてからの経緯などを、往年の機体デザインの写真などを交えて紹介しています。また、退役までにボーイング767型機が投入されている羽田〜新千歳、旭川、函館の各線における一部便では、復刻フライトも実施。対象便ではCA(客室乗務員)が初代制服「サロペット」を着用したほか、搭乗記念品なども配られました。

 こうして迎えたJA98ADのラストフライトを始めとする、最後の一日はどのような様子だったのでしょうか。

ラスト1日 千歳、機内、羽田の様子をレポ

 1月20日(水)、機体番号「JA98AD」の最終便となるADO20便は、出発前に新千歳空港においてセレモニーを実施。搭乗口でAIRDOの草野 晋代表取締役社長が登壇し、「この飛行機は、AIRDOの良い時も、そうでないときも支えてくれた、思い入れのある飛行機です」とコメントしました。

 ADO20便は、草野社長とスタッフによる横断幕に見送られながら新千歳空港を出発。上空では、この日のための特別なアナウンスがパイロットから実施され、これまでのJA98ADの実績が発表されます。

「1月19日までの総飛行時間は6万119時間30分、総離着陸回数は4万8270回、総飛行距離は地球約1079週分にあたります。多少古さを感じる部分はありますが、22年間ものあいだ、多くのお客様を安全にお乗せできた、その実績に感謝します」(ADO20便のパイロット)。

 もちろんこの日も、先述した初代制服「サロペット」を着用したCAによる機内サービスが実施されました。

 到着した羽田空港では、同社のスタッフが横断幕をもって出迎えます。到着後は、乗客と同便を担当したCA(客室乗務員)との記念撮影も実施されるなど、いつもと違うラストフライトならではの特別対応も。

 そののち、すべての乗客が降りたJA98ADでは、最終便終了後の機内清掃が公開されたほか、左側いちばん前のドアに、スタッフがメッセージを書き込む様子も。ちなみに、そのなかには同機を「先輩」と称し、想いを書き込むスタッフの姿もありました。

動画で追う!「AIRDO初号機」最後の1日

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