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「あの線、踏んでいいの?」 都内の路上に出現した「黄色の破線」ペイント 意味は

  • 2021年1月19日
  • 乗りものニュース

都内のある交差点で、見慣れない「黄色の破線」の路面ペイントが登場しました。実は警察庁が導入を検討している道路表示の試行ですが、どのような意味があるのでしょうか。同じ意味でもう1種類、別デザインのものも試行中です。

車線境界線ではなく「注意喚起の表示」

 2021年1月16日(土)から、都内の交差点に見慣れない「黄色の破線」のペイントが登場しました。

 場所は台東区の入谷交差点で、国道4号南行きの交差点手前にペイントされています。ここでは交差点の60m手前から車線境界線が「進路変更禁止」を示す黄色の実線になりますが、そのさらに30m手前から、白の破線の境界線を挟み込む形で、より細かな黄色の破線が設けられました。

 破線はよく見ると一つ一つが平行四辺形をしており、遠くからだと、バドミントンで使うシャトルの羽のようなものが並んでいるふうに見えなくもありません。こうした細かな破線による表示は、たとえばカーブの手前で車線の両側に白の破線を配置して減速を促す通称「減速レーンマーク」などが存在するものの、黄色の破線は珍しいでしょう。

 このペイントの意味は、「この先、車線変更禁止になりますよ」ということ。警察庁が新しい注意喚起表示として試行しているものです。

 1月15日付けの朝日新聞の記事によると、ドライバーから「進路変更禁止の標示が分かりにくい」との声があるため、その規制をわかりやすくする意図があるとしています。

 入谷交差点付近で現場の様子を見守っていた警察官に聞いたところ、「違反が減るなどの効果が認められれば、他の箇所にも広がっていくのではないか」とのこと。つまり、交差点手前の進路変更禁止区間で慌てて車線変更するような違反を防ぐため、その手前から、似たような表示をすることで注意を促そうというわけです。

 ただ見慣れない表示であるためか、現場では「あの線の部分はクルマで踏んで(乗り上げて)いいのか」と警察官へ問いかける人の姿も見られました。なお、乗り上げても問題ないそうです。

デザインはもう1種類 同じく都内で試行中

 実は入谷交差点のほかに、もう1か所、別のデザインで同様の表示が試行されているところがあります。

 入谷交差点とともに「進路変更禁止の注意喚起表示」の試行が実施されているのは、港区の西麻布交差点付近です。外苑西通り南行きの交差点手前、車線変更禁止となる区間の手前に設けられています。

 こちらは、白の破線の車線境界線を挟み込むのではなく、「白の破線の隙間に挟み込む」形で、黄色の細かい破線が直線的にデザインされています。一つ一つの形も平行四辺形ではなく、いわゆる矢羽根型です。

 警察庁は、入谷交差点で試行するものを「ドット型」、西麻布交差点のものを「矢羽根型」と説明しています。2か所での試行を3月13日(土)まで行い、効果を検証しながら全国への導入を検討する構えです。

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