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なぜそこに鮭!? 「バードストライク」どころじゃない 旅客機 世界の「○○ストライク」

  • 2020年11月21日
  • 乗りものニュース

飛行機に衝突するものの代表例といえば鳥ですが、過去にはこれ以外の突飛な物質が機体に飛来するアクシデントが発生しています。陸や海の生物、はたまた巨大な金属の箱まで……なぜぶつかってしまったのでしょうか。

「ベアーストライク」なぜ発生?

 アメリカ、アラスカ州のヤクタット空港で現地時間2020年10月14日(土)、アラスカ航空のボーイング737型機が着陸する際、左エンジンに熊が衝突するというアクシデントが発生しました。熊は残念ながら助かることはありませんでした。

「バードストライク」という言葉が広く知られているように、飛行機が動物と衝突するアクシデントは、ほぼ鳥が大多数といえるでしょう。たとえば日本では、2019年のバードストライクの件数は1500件超。ニアミスを含めると2200件超にも上ります。

 しかしながら、このなかで深刻なトラブルに至り広く報じられるケースは、ごくわずか。旅客機のエンジンは「バードストライク」など、ある程度の物質をエンジンに吸い込んでしまっても、問題なく作動することを前提に設計されているので、万が一遭遇しても大半は問題ないといえるでしょう。

 ただ、先述した「ベアーストライク」は、世界でも珍しいケースにあたります。そして、過去にはほかにも、珍しい「ストライク」がありました。

 たとえばこのケースに遭遇したのは、奇しくもアラスカ航空機。1987(昭和62)年3月、離陸直後のアラスカ航空ボーイング737型機のコックピットの窓に衝突したのは、魚でした。現地メディアによると、鮭だったそう。世にも珍しい「フィッシュストライク」はなぜ発生したのでしょうか。

「フィッシュ」&「コンテナ」ストライクはなぜ発生?

 当時の現地メディアの報道によると、この「フィッシュストライク」の要因となったのは、鷲だったとのことです。

 被害を受けたボーイング737型機が離陸するとき、近くを餌の魚を抱えた鷲が飛んでおり、この鷲が落とした魚が偶然アラスカ航空機にあたった、というのが事の顛末だそうです。当時の空港の責任者はその理由について、「近くを通る大きな旅客機に恐れをなし、自ら餌を手放したのでは」という趣旨のコメントを残しています。

 また、「○○ストライク」は何も生物だけとは限らないようです。

 2009(平成21)年、ロサンゼルス国際空港でJAL(日本航空)の「ジャンボジェット」、ボーイング747-400型機が滑走路に向けて地上走行をしていたときに、航空貨物を搭載するときに用いる貨物コンテナをエンジンで吸引するといった、いわば「コンテナストライク」が発生しています。金属製のコンテナは粉砕されることはなく、エンジンにすっぽり収まっていました。

 このコンテナはほかの航空会社のもので、中身は空っぽ。その重さは約100kgだったとのこと。現地メディアのロサンゼルス・タイムズによると、エンジンの強力な吸気により、近くにある手荷物を運搬する車両「トーイングトラクター」から空のコンテナが引きはがされ、エンジンに吸い込まれたとのことです。

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