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復活したEVスーパーセブン、東北の被災地を巡る「給電の旅」スタート

  • 2018年5月17日
  • THE PAGE

 電気自動車(EV)に改造したイギリスの名車「スーパーセブン」で東北を目指す旅(日本EVクラブ主催)が17日、東京都内を出発してスタートした。2週間かけて、東日本大震災の被災地を巡り、本州最北端の青森県大間崎まで約1000キロを走る。EVが電源として利用できることを伝える「給電の旅」と銘打っている。

 2013年に各所で急速充電しながら「日本一周」を果たしたEVスーパーセブンは、その後、電気系統のトラブルで走行不能状態になっていた。しかし試行錯誤の修理の末、昨年復活した。

 旅の行程は約1000キロで、千葉、茨城、福島、宮城、岩手を経て、5月31日に青森県大間に到着する予定。道中、EVによる電気供給でカフェ(福島県いわき市)や、トークショー(宮城県名取市)を開くほか、震災犠牲者の鎮魂のためにスポットライト2基でライトアップなども行う。

 この日は東京国際交流館(東京都江東区)で出発式があった。日本EVクラブの舘内端(たてうち・ただし)代表は、東北を巡る理由に関して、震災時に被災地でEVが活躍したエピソードを紹介した。ガソリンなどに比べて電気は比較的早く復旧したことから、EVが移動や運搬、さらに電源としても活用されたといい、災害発生時に重要とされる最初の3日間(72時間)を生き残るために、「全国でEVを使った『給電ネット』ができて、災害(発生直後)の3日間を何とかつなごうという形になれば嬉しい。これが今回の旅の大きな目的」と訴えた。

 その後、EVスーパーセブンは、日本EVクラブのメンバーや協力企業の社員らに見送られ、エンジン音のない電気自動車だけに静かに東北へ旅立った。

 同クラブによると、旅の資金として今回クラウドファンディングを活用。約60の人・会社から約106万円が寄せられたという。

【EVスーパーセブン】…ベース車はケータハム・スーパーセブン(英国製)で、改造後の重量は約730キロ。1回の充電で100キロから130キロ程度走る。モーターの最高出力は65.3キロワット。日本EVクラブと東北自動車株式会社(青森県八戸市)によって電気自動車に改造された。

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