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キャンピングカーに高級家電、「ふるさと納税」の何が問題になっているの?

  • 2017年5月17日
  • THE PAGE

返礼品が問題になっているらしい

── 「キャンピングカーに高級家電、おいしい地方の特産品……。ふるさと納税の返礼品はとっても得だって聞いたから、やってみたいんだけど、今、問題になっているって本当?」

確かに、今まで知らなかった土地の名物や商品が手に入るし、節税にもなるからお得なんだけど、4月からは、もらえる返礼品がだいぶん変わってくるかもしれない。

── 「それはどうして?」

国から、地方の県や市町村に、寄付でもらった額の3割より多い返礼品を渡さないように、という手紙を出したんだって。

── 「えっ、今までは、そういう決まりはなかったの?」

そもそも、ふるさと納税は自分が生まれ育ったまちとか、今住んでいるところじゃないところを選んで寄付すると、所得税や住民税が減るようになっているんだ。それで、寄付をもらったまちの中には、選んでくれたお礼として、特産品などを寄付者に送り始めたのが「返礼品」だったらしいよ。

── 「それだったら、やっぱりいいものをもらえるところに寄付しようかな」

そうそう。それで、高価な和牛とか、高級米とか、豪華な返礼品を“奮発”するところに人気が集まっちゃって。それでだんだん返礼品競争が激しくなって、家電とか家具とか、商品券まで登場したんだよ。

都会のまちからは「税収減った」と批判

── 「でも、返礼品が高額だと何がいけないの?」

どこの返礼品が得か、わかるようなサイトができたり、簡単にふるさと納税を行うことが出来る特例制度もできたから、ふるさと納税を利用する人が増えたんだよ。そしたら、たくさんふるさと納税が集まった高額返礼品を用意した地方のまちも出てきて、東京とか都会のまちから税収減ったって批判したんだって。

── 「じゃあ、ことしから、今までみたいなお得感はないんだ」

でも国が言っている返礼品の割合も強制じゃないみたいだよ。見直したまちも多いけど、もう豪華な返礼品を手配していたところもあったり、地元の産業のPRになるから続けるところもあるらしい。

── 「ふ〜ん。なんだか少しホッとしたような気もするけど、でもこのままだと、ルールを守っているところとか、ふるさと納税でお金が集まらないところから不満が出そう」

確かに。それに、もともとふるさと納税で控除されているのに、寄付した元が取れるような高額なふるさと納税の返礼品をもらっているリッチな人には節税対策になっている、っていう話もあるよ。国などの高校の補助金をもらうために、年収が低くみえるよう、ふるさと納税を利用しているケースも話題になってた。

── 「それは、なんだか不公平な感じ」

でも、ふるさと納税を提案した福井県は、返礼品は用意していないらしいよ。代わりに母校を応援する寄付ができたり、奨学金に充てたり、使い道を説明して理解してもらっているんだって。ほかの県とか市町村と協力して、同じ考えを広げていきたいみたい。

── 「ふるさと納税でいい返礼品をもらおうと思ったけど、話を聞いて、豪華さだけで決めないようにしようと思った」

返礼品も行き過ぎなければ、そのまちを知ったり、地元の産業の応援になると思うんだけど。ふるさと納税のポータルサイトも掲載の仕方を見直すらしいから、ふるさと納税の返礼品がどんな風に変わるか、注目だよね。

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