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木星が美しい時。土星、フォーマルハウトと秋の空に輝く

  • 2022年9月24日
  • tenki.jp

明るく光る木星が本格的な見頃を迎え、より美しく輝く時。今シーズンは、21世紀中で最も地球と木星の距離が近くなります。
今回は、占星術で「幸運の星」といわれる木星についてご紹介します。

観察シーズンが到来!金色の輝きを楽しみましょう

木星が9月27日に「衝(しょう)」となり、本格的な見頃を迎えます。衝とは外惑星が太陽と正反対の位置にくる瞬間のことで、最も地球に近付いて明るく見える時。太陽が沈む頃に東の空から昇り、日の出の頃に西の空に沈むため、一晩中見ることができます。

衝の頃の木星は約マイナス3等まで輝きが増し、明るい星の少ない秋の星空ではひときわ目を引く存在感。今月から2023年1月頃までが観測しやすい時期となります。金色に輝く美しい木星の姿に注目してみましょう。

2023年3月下旬以降は太陽に近付いて見えにくくなり、4月中旬に太陽と同じ方向になる「合」を迎えて見えなくなります。木星が再び姿を現すのは5月中旬頃で、明け方の東の空に輝きます。

画像:国立天文台
画像:国立天文台


自転速度が約10時間!猛スピードの回転が生んだ縞模様

木星は太陽系最大の惑星です。直径は地球の約11倍、質量は地球の約320倍という大きさ。岩石でできた地球とは異なり、主成分は水素やヘリウム、アンモニアといった気体で、巨大ガス惑星に分類されています。

特徴的な表面の模様は、アンモニアなどの厚い雲。木星の自転速度は約10時間で、太陽系の惑星のなかで最速です。非常に速いスピードで自転しているため、東西方向に強く風が流れます。この方向に雲が並ぶため、鮮やかな縞(しま)模様が見られるのです。

白く見える明るい部分(帯)は上昇気流でできた高い雲、暗い部分(縞)は下降気流による低い雲と考えられています。そのなかに見える大赤斑や白斑は、巨大な嵐の渦。金色に見える優美な姿の表面は、過酷な気流による雲と嵐に覆われているのですね。

画像:国立天文台
画像:国立天文台

12年で天球を1周する「幸運の星」。今回の最接近は21世紀中で最大

地球が太陽の周りを1年で1周するのに対して、木星の公転周期は約12年。今シーズンの木星は、12年のうちで最も地球に近付く最接近となります。木星の軌道は楕円形のため、地球と最接近するときの距離は毎回変化します。9月26日には地球との距離が約5.91億kmとなり、21世紀中でいちばん近付きます。

地球に近い位置にある火星の最接近は、明るさに変化があります。一方、木星の最接近は見え方に大きな変化はありませんが、12年のうちで最大の木星であることを意識して眺めるのも一興かもしれません。

地球から見ると、木星は黄道12星座をほぼ1年ごとに1つずつ巡っていくように見えます。うお座と牡羊座を行き来していた木星は、12月下旬に牡羊座に移動します。占星術では「幸運の星」といわれる木星。秋から冬にかけて、見頃を迎えた華やかな輝きを楽しみましょう。


・参考サイト
アストロアーツ「木星とガリレオ衛星」
国立天文台「ほしぞら情報」

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