15日金曜は、特に沖縄付近で、雨雲が発達しています。沖縄県の本島北部では、雨雲の発達の程度によっては、「大雨警報」や「洪水警報」の発表する地域が広がる可能性があります。夕方にかけて、土砂災害・河川の増水や氾濫に警戒してください。
15日金曜は、北海道〜沖縄の所々で雨が降っています。特に、高気圧のへりを回り込む湿った空気や、台風25号周辺の湿った空気の影響で、沖縄付近では、雨雲が発達しています。
沖縄県東村では、9時20分までの1時間に50.0ミリの「非常に激しい雨」を観測しました。
11時現在、沖縄県の本島北部には「大雨警報(土砂災害)」「洪水警報」が発表されています。
15日金曜午後も、沖縄県の本島北部では、断続的に雨や雷雨となるでしょう。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。
さらに、局地的には「激しい雨」が降りそうです。激しい雨とは、傘をさしてもぬれるくらいで、道路が川のようになるほどです。
これまでの大雨により、すでに地盤が緩んでいて、土砂災害の危険度が高まっている所がありますが、今後、雨雲の発達の程度によっては「大雨警報」や「洪水警報」の発表する地域が広がる可能性があります。夕方にかけて、土砂災害・河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
雨が弱まっても、斜面には絶対に近づかないでください。
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。