今日(7日)、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。向こう1か月の道内は、平均気温が平年より高く、降水量は平年並みか少ない見込みです。また、日照時間は平年並みか、日本海側で平年より多いでしょう。寒気の影響を受けにくく、この時季としては割合過ごしやすい陽気の日が多くなるため、今のうちに冬支度などは行っておきましょう。
道内は昨日6日(水)から今日7日(木)にかけて上空の寒気が強まり、日本海側やオホーツク海側を中心に雪の降った所が多くなりました。明日8日(金)もまだ上空には寒気が居座りますが、週末の土曜日(9日)には寒気も抜けて、各地ともよく晴れる見込みです。10日(日)も晴れる所が多く、札幌の最高気温は15℃の予想です。冬支度などを進めるのにもよい日和となるでしょう。11日(月)には日本海側を中心に天気が崩れますが、気温が高いため、雪ではなく雨が降りそうです。
15日(金)以降も、気温は引き続き平年より高めの傾向が続く見込みです。このまま一気に冬へと進むのではなく、季節の歩みはゆっくりと進んでいきそうです。
今日発表された高温に関する早期天候情報では11月14日頃からの約5日間、北海道ではかなりの高温が予想されており、15日(金)の札幌の予想最高気温は16℃。この時期としては大幅に高い気温となり、今年は季節の歩みがゆっくりです。その後も、平年より気温の高い状態は続きますが、さすがに気温が15℃以上になることもなくなっていくため、比較的暖かい来週末にかけて、冬支度を進めておくとよいでしょう。
ただ、平年より高めとはいっても、20日ごろには最低気温が札幌でも0度近くとなる日もあって、冷え込みの強まる日も出てきますので、冬物のコートなど厚手の羽織り物の出番が多くなる見込みです。
11月下旬からは日本海側とオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪、雨の日が多く、太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
11月24日は旭川、12月3日は稚内、12月6日は札幌の根雪初日の平年日でもあるように、この時季には一度降った雪が解けきらずに、積雪状態が続くことが多くなっていきます。本格的な冬シーズンが到来する前に、除雪グッズを準備しておくなど冬への備えは万全に行っておきましょう。
気温は平年より高い予想ですが、夜間の冷え込みは強まる時期です。12月の厳しい冷え込みに備えて、前倒しで対策を進めておきましょう。