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北陸 10日は猛暑日続出で全国1位も 明日も猛暑 台風発生で高温長期化懸念も

  • 2024年9月10日
  • tenki.jp

今日10日(火)の北陸地方は、各地で気温が上がり、新潟県新潟市秋葉区の新津では37.2℃まで上がって全国で最も気温が上がりました。明日も、北陸地方は厳しい残暑となり、猛暑日となる所もあるでしょう。福井では9月中旬としては85年ぶりの猛暑日となるかもしれません。また、日本の南の海上や東シナ海で台風が発生する見込みです。これらの台風の影響で、太平洋高気圧が強まり、高温が長期化するおそれがあります。熱中症や農作物の管理に注意して下さい。

新津で37.2℃で10日の全国1位 9月観測史上最高の地点も

10日(火)は、朝から晴れて各地とも気温が上がりました。最高気温は、新津で37.2℃を観測し、全国で最も気温が上がりました。また、福井県坂井市三国の36.8℃は全国3位、新潟県長岡市の36.7℃は全国8位などとなりました。

また、新津・新潟県十日町市・石川県加賀市加賀中津原で9月の観測史上最高を更新するなど、この時期としては記録的な猛暑となった所もありました。

北陸で気温が上がった要因は

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本州付近はいわゆる夏の高気圧「太平洋高気圧」に覆われました。北陸地方では晴れて日差しが多くなりました。また、大陸には寒冷前線が進んできて、この前線に向かって南から暖かい空気が入りました。上空1500メートル付近で+18℃の暖気(=地上付近で晴れれば33℃以上、風向き次第で35℃以上の真夏の空気)が北陸以北まで北上しました。

さらに、福井県や新潟県では南寄りの風の時間が長く、特に福井県では風速もやや強かったため、フェーン現象となり、気温の上昇に拍車を掛けました。

11日も季節外れの暑さ 所々で猛暑日の予想も

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11日(水)も、北陸地方は「太平洋高気圧」に覆われて、各地とも真夏のような暑さとなるでしょう。北陸西部を中心に所々で猛暑日も予想されます。熱中症には十分に注意して下さい。

日本の南の海上で台風発生か 台風の影響で高温長期化懸念

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日本の南海上と東シナ海には熱帯低気圧があって、いずれも明日までに台風に発達する見込みです。この予報期間中は北陸地方への直接の影響はありませんが、高温の持続という点で間接的に影響はありそうです。

台風は太平洋高気圧の勢力を強める働きをします。台風は強い上昇気流を伴いますが、上昇した空気は周辺部で下降します。予報円の通り台風が進むと日本付近の太平洋高気圧の勢力を強める、あるいは持続させる効果がありますので、高温が長く続いてしまうおそれがあります。

このため、最新の台風の動向にも注意する必要があります。

この時期としては異例の高温 福井で猛暑日となれば9月中旬以降としては85年ぶり

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向こう一週間は、台風の発生により、太平洋高気圧が日本付近で勢力の強い状態が続いてしまいそうです。各地とも30℃以上の真夏日となる日が多く、福井を中心に猛暑日となる日もありそうです。もし福井で11日(水)以降に猛暑日となれば、9月中旬以降としては1939年以来85年ぶりの猛暑日となります。また、福井の過去最も遅い猛暑日は9月14日(1939年・1922年)となっており、この記録を更新する可能性もあります。

また、最低気温も下がりません。11日は広い範囲で、その後も富山以西では熱帯夜となる日が多くなるでしょう。この時期は夏の疲れがたまっている時期となります。快適な睡眠のためにも、夜間も無理をせず、適切に冷房を使用しましょう。

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