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<2020年お天気総決算②>日本気象協会が選ぶ2020年お天気10大ニュース・ランキング

  • 2020年12月8日
  • tenki.jp

tenki.jpラボでは、今年も毎年恒例の「日本気象協会が選ぶ2020年のお天気10大ニュース・ランキング」を発表します。
日本気象協会所属の100名の気象予報士が、今年印象に残ったお天気ニュースを選び、結果をランキングにしました。
2020年最も印象に残ったお天気ニュースは「令和2年7月豪雨 およそ1か月にわたる大雨で大きな被害」となりました。

1位 令和2年7月豪雨 およそ1か月にわたる大雨で大きな被害(7月)

日本付近に停滞した梅雨前線の影響で、日本列島は長い期間にわたり大雨になりました。特に九州地方で7月4日から7日に、岐阜県周辺も7日から8日にかけて記録的大雨になりました。
気象庁は熊本県、鹿児島県、福岡県、佐賀県、長崎県、岐阜県、長野県の7県に大雨特別警報を発表しました。この大雨で、7月上旬に全国のアメダス地点で観測した降水量の合計、及び1時間降水量50ミリ以上の発生回数が共に1982年以降で最多となりました。また、7月中旬は中国地方、下旬は東北地方でも大雨となった日があるなど、球磨川や筑後川、飛騨川、江の川、最上川といった大河川での氾濫が相次ぎ、土砂災害、低地の浸水等により、人的被害や物的被害が多く発生しました。
日本気象協会の調査結果によると、7月3日から11日について、解析雨量(速報版解析雨量)を用いて、特定の条件を満たす線状降水帯を抽出したところ、九州地方において13事例の線状降水帯が確認されました。
■九州だけで13事例の線状降水帯が発生 令和2年7月豪雨の降水量の特徴(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/r_anzai/2020/07/17/9059.html
■7月の雨雲のようす
https://tenki.jp/past/2020/07/radar/


2位 猛暑日連続記録を続々更新 浜松41.1℃で国内歴代最高気温タイ(8月)

2020年8月は、全国各地で猛暑となりました。8月17日には静岡県浜松市で全国歴代1位タイとなる日最高気温41.1℃を記録しました。
また、岡山県高梁市では8月9日から9月1日まで24日連続で猛暑日となり、これまでの連続猛暑日の最長日数だった大分県日田市の22日連続を26年ぶりに更新しました。
さらに東京都心の猛暑日が8月としては過去最多となる11日となったほか、大阪市でも史上初めて1週間連続で最高気温が37℃以上となるなど、1946年の統計開始以来、8月として東日本で1位、西日本では1位タイの高温となり、猛暑の記録を続々と更新しました。また、28日には、北海道上富良野町や富良野市麓郷で猛暑日となり、北海道で最も遅い猛暑日となりました。
■8月の気温
https://tenki.jp/past/2020/07/amedas/
■日本歴代最高気温 埼玉県熊谷に並び「静岡県浜松市」も(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2020/08/17/9406.html

3位 12年ぶりに台風上陸なし 7月の台風発生ゼロは史上初

2020年の台風1号の発生は遅く、台風1号「ヴォンフォン」は、5月12日午後9時にフィリピンの東で発生しました。台風1号の発生が5月以降となるのは2016年以来4年ぶりでした。
また、7月の台風発生数が「0」となったのは、1951年の統計開始以来初めてのことでした。一方で、10月には7つの台風が発生し、10月としては最多タイの発生数となりました。2020年の日本列島への台風の接近は8月に4回、9月に3回、10月に1回の合計7回ありましたが、上陸した台風はありませんでした。
台風の上陸がなかったのは、1984年、1986年、2000年、2008年に続いて、2020年は12年ぶり5回目となりました。
■最新の台風情報
https://tenki.jp/bousai/typhoon/

4位 記録的な暖冬 「初氷」や「初雪」の最晩記録続々更新(1月〜2月)

2020年の冬は、冬型の気圧配置が続かず寒気の流入も弱かったため、東・西日本を中心に記録的な暖冬となりました。1月28日には大阪市で日最高気温19.1℃を観測し、1月としては最も高い気温となりました。
2月上旬には北日本に強い寒気が入り、北海道旭川市江丹別では2月9日に日最低気温-36.0℃を観測しました。国内で-35℃以下を観測したのは19年ぶりのことでしたが、強い寒気の流入は一時的でした。冬の便りは平年より大幅に遅れ、東京都心は2月6日に「初氷」を観測、1919年の統計開始以来最も遅い記録となりました。「初雪」は、名古屋市で2月10日、福岡市で2月17日に観測し、名古屋市は119年ぶり、福岡市は111年ぶりに最晩記録を更新しました。
■1月の天候まとめ(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/01/31/7342.html
■2月の天候まとめ(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/02/29/7620.html

5位 梅雨の期間中は記録的な日照不足 各地遅すぎる梅雨明け(7月)

7月は梅雨前線や東からの湿った気流の影響を受けやすく、月間日照時間は北日本太平洋側と東日本・西日本でかなり少なくなりました。東京都心は統計が残る1891年以降、7月として過去最少の47.7時間に、甲府市や名古屋市、大阪市などでも7月最少となりました。さらに、盛岡市は54.3時間、静岡市は56.1時間で、ともに年間を通じて月間日照時間が最も少なくなりました。
各地で梅雨明けが遅くなり、奄美地方は7月20日と過去最も遅く、梅雨期間は71日で最長になりました。九州南部は7月28日、九州北部、四国地方、中国地方は30日、近畿地方は31日に梅雨明けの発表があり、いずれの地域も、1951年の統計開始以来遅い方から3番目から5番目になりました。東海地方と関東甲信地方では8月1日に梅雨明けし、梅雨明けが8月にずれ込んだのは、東海地方で11年ぶり、関東甲信地方は13年ぶりとなりました。
■7月の日照時間
https://tenki.jp/past/2020/07/amedas/sunshine/
■7月の天候まとめ(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/07/31/9156.html

6位 沖縄・九州に立て続けに台風接近 台風10号は接近前から警戒呼びかけ(9月)

9月上旬には、台風9号と台風10号が立て続けに沖縄、九州地方に接近しました。台風9号は、大型で非常に強い勢力まで発達し、1日明け方に沖縄地方に最接近しました。久米島空港で、最大瞬間風速54.5メートル、24時間降水量225.0ミリを観測したほか、3日は長崎県対馬市厳原でも最大瞬間風速46.2メートルを観測しました。この台風に伴う暴風の影響で停電となった地域もありました。
気象庁は、台風10号が接近するおよそ4日前である2日、特別警戒級の勢力で接近、上陸する恐れがあるとして警戒を呼びかけました。台風が接近する前から湿った空気が入り込んだ影響で、宮崎県三郷町南郷では5日から7日にかけての雨量が9月の平年ひと月分以上となる、599.0ミリを観測。また、大型で非常に強い勢力で接近し、5日に沖縄県南大東島で51.6メートル、7日は長崎県長崎市野母崎で59.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
■台風10号のまとめ(日直予報士)
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2020/09/08/9730.html

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