今日も西日本や東日本を中心に気温が上がっています。大阪では最高気温39℃予想となるなど、各地で危険な暑さとなるため、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。
今日14日も、九州から東海を中心に強い日差しが照り付けていて、午前中から気温が上昇しています。
正午までの最高気温は、和歌山県・かつらぎで37.7℃となり、この時間までに全国で最も暑くなっているほか、東京都心で34.7℃、名古屋36.2℃、大阪35.7℃を観測しています。
名古屋では7月25日以降、21日連続で最高気温が35℃以上となりました。気象庁が名古屋で1890年に統計を始めて以来、猛暑日の連続記録が最も長くなっています。
また、福岡県・太宰府と熊本県・甲佐でも7月19日から、最高気温が35℃以上の日が続いています。27日連続の猛暑日となり、こちらは国内の猛暑日最長記録を引き続き更新しています。
気温はこのあとさらに上昇し、西日本や東海で体温を超える危険な暑さとなる所がある見込みです。
予想最高気温は、東京都心で35℃、名古屋で38℃、大阪で39℃となっています。大阪ではこの夏一番の暑さになるとみられます。
ちなみに大阪で39℃に達したのは、これまで1994年8月8日(39.1℃)の一度きりです。このときも今日と同じように、台風が日本の南の海上を進んでいました。東よりの風が生駒山を吹き降りる際に、フェーン現象が発生して気温が上昇したと考えられます。
日中は外出を控えたり、室内では冷房を使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。気象庁と環境省は今日、沖縄と九州から関東にかけての32都府県に熱中症警戒アラートを発表しています。
また、夜も気温の下がり方が鈍く、かなり蒸し暑くなります。祭りなどで夜に出かける際も、暑さ対策が欠かせません。
なお、気温の上昇や湿った空気の影響で、東日本や北日本を中心に大気の状態が非常に不安定です。急な激しい雨や雷雨にも注意してください。