台風5号は熱帯低気圧に変わったものの、北・東日本では大気不安定。局地的大雨や雷雨に注意。また、今日13日午前3時に発生した台風7号の動きに注目。台風7号は明日14日夕方〜夜、小笠原諸島に最接近。16日頃「強い」勢力で関東接近、17日には東北太平洋側へ接近恐れ。
昨日12日、岩手県を中心に記録的な大雨をもたらした台風5号は、今日13日午前3時に日本海で熱帯低気圧に変わりました。
その熱帯低気圧は津軽海峡の西のほぼ同じ位置にとどまっています。
午前11時現在、北海道や東北では雨の降っている所は少ないものの、日本海沿岸では局地的にはどしゃ降りの雨が降り、関東甲信も千葉県や長野県など一部で雨が降っています。
明日14日にかけても同じような場所にとどまるため、北日本、東日本を中心に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続くでしょう。局地的な大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。また、記録的な大雨となった岩手県では地盤が緩んでいますので、雨の降り方には十分ご注意ください。
関東も、明日14日にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。屋外のレジャーは天気の急変に注意が必要です。積乱雲が近づく兆しがあれば、早めに安全な建物に移動しましょう。
なお、台風6号は、今夜には日本の東で熱帯低気圧に変わる見込みです。
今日13日午前3時、日本の南に台風7号が発生しました。
発達しながら北上し、明日14日夕方から夜にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。15日には「強い」勢力となり、暴風域を伴ったまま伊豆諸島に近づくでしょう。16日も「強い」勢力を維持したまま、関東や東海の沿岸に近づく恐れがあります。
17日にかけて暴風域を伴いながら、東北の太平洋沿岸を北上する見込みです。
お盆のUターンラッシュの頃、16日〜17日頃に関東や東北では、台風7号の影響で雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。交通にも影響が出る可能性があるでしょう。台風の進路に注目し、安全を優先して予定を変更するなど、早めに備えてください。
〇波の予想
小笠原諸島では、波がうねりを伴い次第に高くなり、14日はしけとなり、15日は大しけとなるでしょう。
14日に予想される波の高さ
小笠原諸島 5メートル うねりを伴う
15日に予想される波の高さ
小笠原諸島 6メートル うねりを伴う
〇雨の予想
小笠原諸島では、13日夜から15日にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
台風の進路等によっては、警報級の大雨となる可能性があります。
13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 80ミリ
その後、14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 120ミリ
小笠原諸島では、15日は高波に警戒してください。