今日4日(火)は、関東甲信など昨日3日(月)以上に気温が上昇。東京都心は3日ぶりに夏日(最高気温25℃以上)に。上空には寒気が居座っているため、地上の気温が上昇すればするほど、大気の状態が不安定。今夜にかけて、局地的な激しい雨や雷雨にご注意下さい。
今日4日(火)も、本州付近にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の不安定な状態が続いています。
そんな中、地上付近では日差しが出たため、関東甲信では昨日3日(月)以上に気温が上昇。15時までの最高気温は、東京都心25.5℃と、3日ぶりの夏日。群馬県桐生市では27.2℃、山梨県甲府市26.6℃など、夏日続出となっています。
上空に寒気が流れ込んでいる一方、地上の気温は昨日3日(月)以上に上昇しているため、大気の状態が非常に不安定。山梨や、群馬など関東北部、箱根など西部の山沿いを中心に、雨雲や雷雲が発達しています。
1時間雨量は、山梨県山中湖村29.0ミリ(〜14:40)と土砂降りの雨、群馬県桐生市黒保根19.0ミリ(〜15:00)とザーザー降りとなっています。
発雷確率(雷が発生する確率)は、関東甲信の山沿いを中心に高くなっています。山沿いで発生した雨雲や雷雲が、帰宅時間帯は都市部にも南下する可能性があります。晴れている所も、急な雨や雷雨に注意が必要です。
昨日3日(月)の大雷雨よりは、範囲は狭く、局地的ではありますが、急な雨や雷雨、竜巻などの突風、雹(ひょう)に注意が必要です。
明日5日(水)は、上空の寒気は抜け、大気の状態は安定する見込みです。
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。