明日5日(木)は比較的カラッとした暑さの所もありますが、9日(日)以降は不快な蒸し暑さに。熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給など対策を万全に。
明日5日(水)以降も、西日本や東日本を中心に汗ばむ陽気の所が多くなるでしょう。週末頃からは蒸し暑い日が増えるため、いっそう熱中症に注意が必要です。
上の図は、10日(月)15時の暖かく湿った空気の流れ込みを表したものです。赤に近づくほど、より暖かく湿った空気となっています。
9日(日)には西から暖かく湿った空気が流れ込み、10日(月)になると梅雨の頃のような蒸し暑い空気が東日本や北日本にも流れ込む予想です。このため、暑さの質が変わるでしょう。
この先、8日(土)にかけては広い範囲で晴れる見込みです。沖縄や九州から関東は、最高気温25℃以上の夏日が続き、30℃以上の真夏日になる所もあるでしょう。9日(日)以降は、曇りや雨の所でも最高気温は平年並みか高く、不快な蒸し暑さになりそうです。
熱中症情報では、5日(水)から名古屋では連日「警戒」。9日(日)と10日(月)は東京で「警戒」、那覇では「厳重警戒」となっていて、こまめな水分補給やエアコンの使用など、熱中症対策が欠かせません。
「熱中症特別警戒アラート」「熱中症警戒アラート」は、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症特別警戒アラートや熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、都道府県内において全ての地点で「35」以上と予想した場合、熱中症特別警戒アラートが発表されます。また、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。
熱中症特別警戒アラートや熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。