3日月曜の関東は、すでに所々で雨雲が発達していて、帰宅時間帯は東京都心などでも「局地的な大雨」となる可能性があります。道路が冠水する恐れもあり、落雷による停電・竜巻などの突風・ひょうにも、十分ご注意下さい。
3日月曜の関東は、上空に「この時期にしては強い寒気」が流れ込んだ影響で、大気の状態が「非常に不安定」になっています。
昼頃からは、関東の山沿いを中心に、雨雲や雷雲が発達し始めました。また、一部で落雷を観測しています。
14時30分現在の雨雲レーダーを見ますと、群馬県・栃木県・茨城県の一部、そして東京都多摩地方〜埼玉県付近で、雨雲が発達中です。14時30分現在、関東全域に「雷注意報」が発表されています。落雷による停電・竜巻などの突風・ひょうに注意が必要です。
「真っ黒な雲が近づいてきた」「雷の音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」といったことを感じたら、天気が急変するサインです。すぐに丈夫な建物など、安全な所へ避難してください。
関東では、この後、夜遅くにかけて、更に広い範囲で、雨雲や雷雲が発達しやすくなるでしょう。
都心など平野部でも1時間に40ミリの「激しい雨」が降り、大雨となる恐れがあります。「激しい雨」とは、バケツをひっくり返したような雨です。傘をさしていてもぬれてしまうくらいで、道路が川のようになるほどです。
雨の強まる時間が、ちょうど帰宅時間帯と重なるため、「局地的な大雨」による道路の冠水にも注意が必要です。
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。