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<2018年お天気総決算②>日本気象協会が選ぶ2018年お天気10大ニュース・ランキング

  • 2018年12月6日
  • tenki.jp

tenki.jpラボでは、今年も毎年恒例の「日本気象協会が選ぶ2018年のお天気10大ニュース・ランキング」を発表します!
日本気象協会所属の100名の気象予報士が、今年印象に残ったお天気ニュースを選び、結果をランキングにしました。
2018年最も印象に残ったお天気ニュースは「平成30年7月豪雨 西日本を中心に甚大な被害」となりました。

1位 平成30年7月豪雨 西日本を中心に甚大な被害(7月)

6月28日から7月8日にかけて、梅雨前線や台風7号の影響で西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨となりました。
期間中の総降水量は四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリを超える所があるなど、7月の月降水量平年値の2倍から4倍となった所もありました。
長時間にわたる大雨により、7月6日から8日には1府10県に大雨特別警報が発表され、各地で河川の氾濫や土砂災害などが発生し、200人以上の方が亡くなる甚大な災害となりました。また、人的な被害のほかにも断水や電話の不通などライフラインに被害が生じ、鉄道の運休など交通障害も発生しました。
この記録的な豪雨は、多量の水蒸気が西日本付近に流れ込み続けたこと、梅雨前線が停滞し活動が活発化したこと、局地的な線状降水帯が形成されたことなどが要因と考えられます。気象庁はこの豪雨について、その名称を「平成30年7月豪雨」と定めました。
■2018年7月6日 雨雲の動き
https://tenki.jp/past/2018/07/06/radar/
■2018年7月7日 雨雲の動き
https://tenki.jp/past/2018/07/07/radar/
■2018年7月8日 雨雲の動き
https://tenki.jp/past/2018/07/08/radar/


2位 台風21号・24号 記録的暴風と高潮で日本列島に爪痕(9月)

9月は、台風による暴風・高潮被害が相次ぎました。
台風21号は、9月4日に非常に強い勢力で徳島県南部に上陸後、勢力を保ったまま兵庫県神戸市付近に再上陸し、近畿地方を縦断しました。この影響で、四国・近畿地方を中心に記録的な暴風や高潮に見舞われました。大阪湾では、第2室戸台風のときに観測した過去の最高潮位を超える329センチを観測し、関西空港の滑走路やターミナルビルなどが浸水する被害が発生しました。
9月30日には、台風24号が大型で強い勢力※で和歌山県田辺市付近に上陸し、東日本から北日本を縦断。南西諸島や西日本・東日本の太平洋側を中心に暴風となり、鹿児島県奄美市の笠利(奄美空港)で最大瞬間風速52.5メートル、東京都八王子市で最大瞬間風速45.6メートルを観測したほか、各地で観測史上第1位を更新しました。さらに、和歌山県串本町で最高潮位254センチを観測するなど、紀伊半島などで過去最高潮位を超える高潮を観測しました。
また、これらの台風の接近に備えて、首都圏や近畿地方の鉄道では計画運休が行われました。
(※気象庁は、速報解析で上陸時の大きさと強さを「非常に強い台風」としていましたが、事後解析の結果、「大型で強い台風」に修正しました(2018年12月3日現在)。)
■2018年9月の衛星画像
https://tenki.jp/past/2018/09/satellite/

3位 震度7 北海道胆振東部地震 北海道全域で停電発生(9月)

9月6日午前3時7分頃、北海道胆振地方中東部の深さ37キロ付近を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、北海道内を中心に強い揺れを観測しました。
「平成30年北海道胆振東部地震」と命名されたこの地震で、厚真町では震度7を観測しました。しかし、厚真町を含む震央付近の震度データがすぐに入電せず、震度の判明まで時間を要しました。
厚真町やむかわ町などでは、広範囲で土砂崩れが発生して山肌がむき出しになり、住宅などが土砂に巻き込まれました。さらに札幌市清田区では、液状化で地盤が大きく沈下し、道路の陥没や住宅への被害が多数発生しました。この地震の影響で、死者41人、負傷者700人以上、全壊・半壊・一部損壊を含め10000棟以上の住宅が被害を受けました(10月29日現在)。また、地震発生直後には道内全域でブラックアウト※が起こりました。
(※エリア全域での大規模な停電)
■2018年9月6日午前3時8分頃(検知時刻) 地震情報
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/detail/2018/09/06/2018-09-06-03-08-05.html

4位 災害級の暑さ 国内最高気温更新・熱中症の搬送者数過去最多(7〜8月)

この夏は太平洋高気圧と上層のチベット高気圧が日本付近に張り出し続けたため、各地で猛烈な暑さに見舞われました。
7月23日は埼玉県熊谷市で日最高気温41.1℃を観測し、5年ぶりに歴代全国1位の記録を更新しました。同日、東京都青梅市でも都内で史上初の40℃超えとなる40.8℃を観測し、東京都心でも観測史上3位の39.0℃を観測しました。
8月にかけても猛暑日となった地点が多く、東海地方や北陸地方などで日最高気温が40℃を超えた所もありました。この酷暑の影響で、7月中旬以降は熱中症で救急搬送される人が急増しました。消防庁の調査では、7月と8月の救急搬送者数は84630人と、過去10年の平均値の約2.3倍を記録し、2008年の調査開始以降最多となりました。特に7月16日から22日にかけては、1週間で23191人もの人が熱中症で救急搬送されました。
この暑さに対し、気象庁は「命に危険がある暑さで、一つの災害と認識している」として警戒を呼びかけました。
■7月23日のアメダス(気温)
https://tenki.jp/past/2018/07/23/amedas/

5位 歴史的寒波の冬 寒さと大雪の日本列島(1〜2月)

1月から2月にかけての日本列島は、たびたび寒波と大雪に見舞われました。
1月22日から23日は南岸低気圧の影響で関東地方を中心に大雪に。東京都心の最深積雪は23センチと4年ぶりに20センチを超え、首都圏の交通機関は大混乱となりました。その後、1月27日にかけて過去最強レベルの寒波が襲来。全国的に冷え込みが続き、埼玉県さいたま市で-9.8℃を観測するなど各地で日最低気温の記録を更新しました。この影響で、東京都心では8日間も雪が残り続けて記録的な雪解けの遅さとなったほか、水道管が凍結する被害も相次ぎました。
さらに2月3日から8日にかけては、強い冬型の気圧配置の影響で、北陸地方に雪雲が次々と流れ込みました。このため、福井市で最深積雪147センチを観測するなど、北陸地方を中心に昭和56年豪雪以来の大雪となりました。国道で多数の車が立ち往生し、鉄道の運休や孤立する集落が多く出るなど、大きな被害も発生しました。
■1月22日の天気図
https://tenki.jp/past/2018/01/22/chart/
■1月22日の衛星画像
https://tenki.jp/past/2018/01/22/satellite/japan-near/
■2月7日の天気図
https://tenki.jp/past/2018/02/07/chart/
■2月7日の衛星画像
https://tenki.jp/past/2018/02/07/satellite/japan-near/

6位 西進・南下・ループ 異例のコースをたどった台風12号(7月)

台風12号「ジョンダリ」は、日本付近で西に進んだり、南下したり、ループしたりと異例の経路をたどり、日本列島を騒がせました。
7月24日に発生した台風12号は、発達しながら北上し、28日には伊豆諸島や関東地方の一部が暴風域に入りました。その後、本州の南の上空にあった寒冷渦の影響で、進行方向を東から西へと変えました。29日午前1時頃に強い勢力で三重県伊勢市付近に上陸し、近畿地方や中国地方を西へと進んだ後、29日午後6時前に福岡県豊前市付近に再上陸。さらに進路を南に変え、30日から31日にかけて屋久島や種子島を囲むように円を描いて進みました。
この台風12号の影響で、奈良県では記録的短時間大雨情報が5回発表され、100ミリ以上の猛烈な雨が多くの地点で観測されました。また、神奈川県小田原市では高波が堤防を越えて車が水没する被害も発生し、都内では隅田川花火大会が延期されるなどの影響も出ました。
■2018年7月の衛星画像
https://tenki.jp/past/2018/07/satellite/

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