今日3日(日)の朝は冷え込みが強まりました。最低気温が0℃未満の冬日となったのは、全国の700地点を超えました。名古屋市、京都市、広島市では3月に冬日となるのは2016年以来8年ぶりです。
今日3日(日)は、上空の寒気と放射冷却の強まりによって、寒い朝となりました。最低気温が0℃未満の冬日となったのは気象庁の気温を観測している地点のうち全国で735地点と、1月25日以来の700地点超で、3月に700地点以上となるのは2016年以来8年ぶりです。
全国で一番気温が低かったのは、長野県菅平で-21.7℃でした。また、名古屋市-0.5℃、京都市-1.1℃、広島市-1.2℃と3月に冬日となるのは2016年以来となります。
今日3日(日)の日中は、晴れる所が多く、気温も順調に上がる見込みです。
最高気温は、九州から関東にかけては、11℃から14℃くらいの所が多く、朝の気温と比べると10℃前後高くなるでしょう。気温差が大きくなりますので、お出かけの際は調節しやすい服装でお出かけください。北陸や東北は7℃から10℃くらいと、こちらも昨日と比べると高くなり、寒さは和らぐでしょう。雪が多く残る地域では、気温が上がると注意が必要なのは雪崩です。北海道から東北の日本海側を中心になだれ注意報も発表されています。
雪が積もると、なだれが発生しやすくなります。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。
1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。