きょう13日は、きのうに続いて、北海道から九州にかけて黄砂が飛来しています。けさは東京で2年ぶりに黄砂を観測しました。黄砂によって、アレルギー症状が悪化するおそれがありますので、外出時はご注意ください。16日日曜には、再び西から黄砂が飛来する予想です。
きょう13日(木)、東京都心の日の出前の空です。東京スカイツリーがぼんやりと霞んでいる様子がよく分かります。
きょう13日(木)も、きのうに続き、北海道から九州の広い範囲に黄砂が飛来しています。
東京では午前6時30分に黄砂を観測しました。視程は10キロ以上です。
東京での黄砂の観測は、2021年の5月8日以来、2年ぶりで、4月の観測は2007年以来、16年ぶりのことです。
※視程とは、水平方向で見通しの効く距離です。
きょう13日(木)は、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が飛来する見込みです。
黄砂の影響が続きますので、アレルギー疾患をお持ちの方は、症状が悪化するおそれがありますので、症状がひどい方は、なるべく長時間の外出を控えるなど、注意をした方がいいかもしれません。
また、車や洗濯物に黄砂が付着するなどの影響も予想されます。洗濯物は外干しを避けて、車はタオルなどでこすって汚れをとろうとせず、水洗いをした方が良いでしょう。
視程が5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生するおそれがありますので、ご注意ください。
あす14日(金)にはいったん黄砂が落ち着きますが、16日(日)には、再び西から黄砂が飛来する予想です。
16日(日)には、再び西から黄砂が飛来する見込みです。
今回ほど、濃い黄砂は予想されていませんが、九州から東海のあたりまで再び黄砂が飛来する予想が出ています。
黄砂によって、呼吸器や循環器に係る疾患をお持ちの方は、症状が悪化するリスクがありますので、ご注意ください。
黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3〜5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。