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北陸 週末は寒の戻り ひょうや霜による農作物の被害に注意 山間部では雪も

  • 2023年4月6日
  • tenki.jp

この週末は一時的に強い寒気が南下するでしょう。北陸地方では8日(土)午後から9日(日)朝にかけて、大気の状態が不安定になり、落雷や竜巻等の激しい突風のほか、局地的にあられやひょうが降る見込みです。農作物の管理に十分に注意してください。また、山間部では標高の高い所を中心に雪となるでしょう。峠越えを予定されている方は冬タイヤまたはチェーンの携行が必要です。

週末は強い寒気が南下 大気の状態が不安定に あられやひょう・霜による農作物の被害に注意

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これから7日(金)にかけて、寒冷前線が通過するでしょう。一時的に雨脚の強まる所もある見込みです。前線通過後の8日(土)は一時的に西高東低の冬型の気圧配置となるでしょう。特に8日(土)の午後から9日(日)の朝にかけて、北陸地方の上空5500m付近で氷点下30度以下の寒気が流れ込み、新潟では一時氷点下36度以下の寒気が流れ込む見込みです。これは、冬ならば平地で大雪の目安となる寒気となります。

北陸地方では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。季節が進んで地上付近の気温も上がっているため、平地の広い範囲で降雪や積雪となることはないですが、広い範囲であられやひょうの降るおそれがあります。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風等、激しい気象現象にも注意が必要です。

9日(日)の日中以降は急速に天気が回復してきますが、9日(日)夜〜10日(月)朝にかけては放射冷却が強まるでしょう。内陸や山間部を中心に霜の降りるおそれがあります。農作物の管理には十分な注意が必要です。

山間部では雪の降るおそれ 峠越えは冬タイヤかチェーン装着を

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平地では広い範囲での降雪や積雪はないですが、山間部では雪となるおそれがあります。おおむね標高300m以上は広い範囲で雪となり、積雪となるおそれがあります。特に新潟県の中越や上越の山沿いでは量が多くなる可能性もあります。関越道や上信越道・東海北陸道でも、標高の高い区間では積雪が予想されます。

3月からの記録的な暖かさで、タイヤ交換を既に済ませてしまった方も多いかと思われますが、これらの方面へお出かけの方は冬タイヤまたはチェーンの携行が必須となります。ノーマルタイヤでの走行は事故や立ち往生の要因となりますので、絶対におやめください。

2年前は寒の戻りで果樹園を中心に大規模な霜やひょうの被害発生 2年前との共通点も

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2021年4月10日〜11日は、放射冷却が強まって広い範囲で霜が発生し、農作物に甚大な被害が出ました。当日の気象状況を振り返ってみると、冬型が緩んで移動性の高気圧に覆われていました。しかし、上空1500m付近には0度以下の寒気が残っており、新潟には氷点下6度以下の寒気が残っていました。上空に寒気が残っている所で晴れたため、放射冷却が強まりました。

10日朝の最低気温は、内陸や山間部では氷点下、沿岸部でも富山で1.6度、氷見で氷点下0.6度、福井1.5度など、強い冷え込みとなり、佐渡島の羽茂でも1.2度となりました。一般に、気温の観測は地上から1.5mの高さで行われているため、気温が3度〜4度を下回ると地面付近の気温はさらに下がっているため、霜の発生する恐れがあります。

直後の2021年4月18日は、上空5500m付近で氷点下30度前後の強い寒気が流れ込んだ影響で、各地であられやひょうが降りました。

富山市では名産の呉羽梨が霜でめしべが枯れて受粉が進みずらくなり、直後のひょうによる被害も重なって、大幅な収量減となりました。また、新潟県の佐渡市では名産のおけさ柿が霜による甚大な被害を受けました。石川県能登地方でも志賀町で特産のころ柿が霜による甚大な被害を受け、その後、夏に発生した炭疽病の影響も重なって収量がゼロの農家も出たほどでした。

2年前の2021年は3月が記録的な高温となり、桜の開花も今年に次ぐ早さとなっていました。桜だけではなく、農作物の成長も早く、梨の場合は例年より早く花が満開となった直後に霜が降りたため、被害が大きくなりました。
今年も3月以降の記録的な高温により、さくらをはじめ、植物全般が例年より成長の進みが早い点で2021年と共通しています。そこへ、強い寒気が来れば霜やあられ・ひょうによる被害がより大きくなるおそれがあります。

防霜対策は複数の手段を組み合わせることで効果が大きくなるといわれています。また、あられやひょうに対しては農作物を事前に防ひょうネットなどで覆うとよいでしょう。

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