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暖かかった3月 記録的なペースで桜の開花進む 春の嵐で太平洋側は大雨も

  • 2021年3月31日
  • tenki.jp

3月は全国的に平年を上回る暖かさで、記録的なペースで桜の開花が進みました。一方で、周期的に低気圧や前線が通過し、太平洋側を中心に大雨となった日もありました。

桜の開花・満開 記録的な早さに

3月に入って、全国的に暖かい日が続いています。それに伴って、例年よりかなり早いペースで桜前線が北上しています。3月11日には、全国のトップを切って広島で桜の開花が観測されました。広島が、全国で最初に開花するのは、今回が初めてです。また、全国トップの開花が3月11日というのは、統計開始以来2番目の早さです。(最も早い記録は、2010年3月10日、高知での開花です。)
翌12日には福岡、14日には東京、松江、長崎でそれぞれ開花が観測されました。いずれも統計開始以来、最も早い開花で、その後も多くの地点で記録的な早さでの開花となっています。(東京は、昨年と同日で1位タイ)
22日には、東京と福岡で桜の満開が観測されました。東京は統計開始以来、2番目の早さで、福岡は2013年と並んで、統計開始以来最も早い満開となりました。
桜前線は、東北南部まで北上しています。きょう(31日)は仙台と宇都宮、新潟で満開を観測し、仙台と新潟では統計開始以来初めて3月中に満開となりました。この先4月上旬にかけて暖かい日が続き、順調に開花が進むと予想されます。最新の日本気象協会の桜の開花予想によりますと、青森は4月14日に開花する予想で、4月下旬には桜前線は津軽海峡を越えて、札幌での開花は4月26日と予想されます。
※桜の開花日とは、標本木で5〜6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。また、桜の満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

春の嵐で浸水被害・避難勧告も

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今月は、たびたび、低気圧や前線の影響を受けてまとまった雨の降った日がありました。
13日には、本州の南岸を低気圧が発達しながら進んだ影響で、本州の太平洋側を中心に荒れた天気となりました。三重県大紀町付近では明け方、1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。また、三重県尾鷲市では、1時間に81.0ミリの猛烈な雨が降り、3月としては1位の値を更新しました。関東でも雨量が多くなり、日降水量は茨城県北茨城市花園で120.5ミリ、東京都世田谷区で114.5ミリを観測し、それぞれ3月として1位の値を更新しました。千葉県では、一時、5つの自治体が避難勧告を発令しました。
また、翌14日には、低気圧が東北の太平洋沿岸を進み、東北の太平洋側でまとまった雨となりました。24時間降水量は、岩手県普代村で171.5ミリ、岩手県久慈市で148.0ミリなど、3月として1位の値を更新しました。
21日には、低気圧が発達しながら日本海を進み、前線が列島を通過しました。低気圧や前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んだため、太平洋側で大気の状態が不安定となり、静岡県の天城山では、24時間降水量が315.5ミリに達し、3月1位の値を更新しました。
また、28日から29日にかけては、本州の太平洋沿岸を前線を伴った低気圧が通過し、太平洋側の地域で大気の状態が不安定となりました。3時間降水量は、28日夕方までに高知県田野町で107.5ミリを観測し、翌29日は、未明までに静岡市で125.0ミリ、静岡市清水で111.0ミリを観測し、それぞれ3月1位の値を更新しました。

大きな地震相次ぐ

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3月20日午後6時9分に宮城県沖を震源とする地震があり、最大震度5強を宮城県登米市、大崎市、涌谷町、美里町、岩沼市などで観測しました。また、震度5弱から1を北海道から近畿地方にかけて観測しました。この地震で、気象庁は一時、宮城県の沿岸に津波注意報を発表しました。この地震は、東日本大震災の余震と考えられます。
この地震の発生後、29日午前8時までに、震度1以上の地震を28回観測しています。
また、15日午前0時26分には、和歌山県北部を震源とする地震があり、最大震度5弱を和歌山県湯浅町で観測しました。また、震度4から1を東海地方から中国・四国地方にかけて観測しました。
宮城県沖の地震では、宮城県亘理町が沿岸の世帯に避難指示を出し、沿岸の地域では高台に避難する人もいました。いつ発生するか分からない地震に備えて、日ごろから備えを進めておきましょう。

黄砂飛来 東京は2011年以来10年ぶり

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今年に入ってから黄砂は、福岡や大阪、新潟などでは観測がありましたが、29日は西日本から北日本の広い範囲に黄砂が飛来しました。福岡や広島、大阪のほか、仙台でも観測しました。また、30日には東京でも、2011年以来、10年ぶりに黄砂を観測しました。
また、31日も、東京で2日連続で黄砂を観測したほか、鹿児島や仙台など、西日本から北日本の広い範囲で観測しています。

多雪地域では「なだれ」に注意を

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気温の高い日が続いていて、多雪地域では雪解けが進んでいます。31日午後5時現在、なだれ注意報が北海道、東北の日本海側の地域、北陸や、関東甲信の山沿いの地域に発表されていて、注意が必要です。
14日には、長野県松本市の乗鞍岳でなだれが起こり、被害が発生しました。山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる「表層雪崩」が発生したとみられます。また、気温が上昇する今の時期に発生しやすいのが「全層なだれ」です。山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象で、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生します。斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
この先の気温の傾向ですが、最新の1か月予報によりますと、4月上旬にかけて気温は平年より高い傾向が予想されます。多雪地域では、引き続き、なだれに注意が必要です。

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