国内ではレアな多肉植物、ハオルチアも、他の多肉植物と同様に増やすことが可能です。
「育成するのが難しいし、増やすのも難しいのでは」と思われがちですが、心配ありません。
簡単にしっかりと増やせるように、今回は葉挿しの方法と注意点をご紹介します。
ハオルチアの増やし方は、株分けと葉挿しが有名です。
実は株分けのほうが簡単な増やし方となっています。
では、葉挿しをする必要はないのではと思われますが、それは違います。
単に増やすという用途では株分けでも問題ありません。
ですが、葉挿しは下の方の葉を剪定したものを使えば、本体の栄養の巡りを良くするとともに増やすこともできる、まさに一石二鳥という結果が生まれるのです。
その都合を考えた上で葉挿しを行うのが良いです。
さきほども触れましたが、下のよく育った葉を使います。
気をつけるべきは適当に切り取らないことです。
出来る限り茎に近い部分を切り取ることで、育成の充実度が格段に跳ね上がります。
切り取ったあとは1週間を目安に乾燥させます。
この際、風通しの良い場所に置くことが重要です。
乾燥が終われば、葉挿しします。
ハオルチアは直ぐに芽を出すことはありません。
基本的な目安は2週間で、遅ければ1ヶ月以降時期がたっても芽を出さない場合もあります。
ある程度大きくなったら植え替えをします。半年から1年を目安に行えば問題無いです。
ハオルチアの葉挿しは、初心者には難しく、難易度もある程度高いです。
細かく注意点を確認していきます。
まずは乾燥を怠っていないか。
先程言ったように、風通しの良い場所で1週間ほど乾燥を行う必要があります。
この過程を適当にすると、生えてこない可能性が格段に上がります。
次に、使用する葉の厳選です。
割とあるのが、弱っている葉っぱを使うケースです。
「形が悪いしちょうどいい」という考えからですが、しっかり育った葉っぱでないと、養分が足りずに枯れることがあります。
しっかりと強い葉っぱを選ぶのが重要です。
ほかにもいくつか注意点はありますが、この辺を守っていれば、しっかりと発芽してくれます。
発芽したら全て終わりではなく、発芽してからが始まりです。
新しい芽が大きく育つように、管理の徹底が必須です。
※トップ画像はPhoto by mk10さん@GreenSnap