エケベリアとはロゼッタ状(葉がバラの花びらのように真ん中を中心として円周状についているもの)の多肉植物で、春と秋に生長します。
今回は、そのエケベリアについて様々な角度から説明いたします。
エケベリアは葉がロゼッタ状に綺麗に並ぶので、通常のものでも美しいです。
しかし、寒い時期になるとより一層美しくなります。もみじ等の紅葉のように赤く色づくからです。
さらに、暖かくなると今度は鮮やかな花を咲かせます。大きさはバラツキがあり、直径で3㎝のものから40㎝のものまであります。
加えて葉の色も緑、赤、青、白、黒等、本当に多種多様です。
様々な楽しみ方が出来るところに特徴があります。
育て方を説明します。
まず4月~6月と、9月~11月に生育期を迎えるので、夏など他の時期に育たなくても心配は不要です。暑い・寒い時期には休眠するものです。
また高温多湿に弱いです。梅雨~夏ごろは雨にも当ててはなりません。風通しがよい、日光が強すぎず弱すぎない、程良い場所で夏を迎えさせて下さい。
気温が低下する秋ごろになると、屋外の日当たりのよい場所に移して下さい。しかし寒さには弱いため、最低気温が5℃以下の冬の時期になれば、屋内の明るい場所に入れて下さい。
病害虫への注意も忘れないでください。
エケベリアは生長した葉は硬くてハダニやアブラムシ等の病害虫は寄ってきません。しかし、新芽あるいは花びらは別です。
柔らかく弱い所を病害虫は好んで食べます。乾燥してきたり、または暑くなる時期にはハダニに注意。
気温が高い時期、乾燥しているところが大好きなので発生しやすいです。ハダニは卵を大量に植え付けるなどし、葉から栄養を奪い取り弱らせます。
ハダニは小さく、水をかけられると少しの水たまりで溺れます。滅法弱いので定期的に水をかけて下さい。
アブラムシも危険です。3月~5月に大量発生する害虫で、植物のいたるところにくっつき汁を吸います。そしてエケベリアを弱らせるのです。
発生自体は春~秋にまたがるので、発見次第直ぐ駆除すべきです。
いかがでしたか?記事を通して魅力が伝わったかと思います。もし感興がそそられたのであれば、一度ご購入ください。
※トップ画像はPhoto by TMさん@GreenSnap