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フローリスト×食の空間 THE 生け込め!Pisero Shumai Bar [東京]

  • 2017年8月22日
  • 植物生活

今回の依頼主 Pisero Shumai Bar ピセロ しゅうまい バー

東急東横線学芸大学駅からほど近い駒沢通り沿いに小さな店を構えるPisero(ピセロ)。
入口にかかるカラフルなストライプのカーテンが印象的。
一見すると小さなカフェを思わせる佇まいですが、午後6時から開店する「しゅうまいバー」です。
店内にはカウンターの7席とテーブル席が2つあり、温かみがありながらもどことなくミステリアスな雰囲気に。
黒板にびっしりと書かれたメニューには、メインのシュウマイのみならず、餃子をはじめ、
フレッシュな野菜や旬の食材を使った創作中華料理が並びます。
どれも箸が進み、ついつい食べ過ぎてしまう美味しさ。
もちろん、バーなのでシュウマイによく合う美味しいワインも揃っています。
女性一人でも気軽に立ち寄れ、何度も通いたくなりそうなお店です。

Order お店のミステリアスな雰囲気に合う装飾をお願いします。

※ このお店では通常フローリストによる装飾はしていません。
スペシャルウィークの装飾としての設定です。

Pisero Shumai Bar
オーナー 麦野詩碧(しへき)さん(左)
asebi 
吉崎正大さん(右)
挑むフローリスト
吉崎正大   Masahiro Yoshizaki
1977年東京都大田区生まれ。学生時代にインテリアを学び、その後、空間デザイン事務所に所属する。
徐々にインテリアに密接な植物に興味を抱き退社し、花店へ転職。2003年稲葉武徳氏と出会い師事。
2009年品川区旗の台に「asebi」(アセビ)を設立。
2015年4月より恵比寿に移転。現在、ブライダルを中心にディスプレー、撮影装飾など様々な分野で活動中。
お店: flower&plants asebi 
住所:東京都渋谷区恵比寿2-24-10 
TEL:03-6455-7500 FAX:03-6455-7501
http://www.asebi.asia/

information
営業時間:18:00~23:00
座席数:テーブル 2席/カウンター 7席
定休日:日曜日・祝日の月曜日
住所:東京都目黒区鷹番3-19-19
TEL:03-3760-8860
https://www.facebook.com/pisero.shumaibar?fref=ts

店舗空間データ

DATA 01 空間の特徴
落ち着いたブラウンを基調とした内装で、
カウンターからすぐに厨房に声をかけられるこじんまりとした空間ですが、天井が高いため圧迫感はありません。
厨房に積まれている蒸篭や調理器具の雑多感が非日常的な雰囲気を醸し出しています。
キュートな刺繍がほどこされたランチョンマット、花柄のクッションなど女子が嬉しくなる世界観。
DATA 02  料理へのこだわり
10年前に麦野さんが花巻のテイクアウト店としてオープン。
5年後に今のスタイルに。メインのシュウマイは、他店では味わえないバリエーションと味で、
シュウマイの概念が覆されるほどの美味しさ。
創作中華というメニューはどれも美味しく、ふんわりと柔らかな角煮を包んで食べる角煮カーポーなどは
予約で売り切れてしまうほど。
産地直送の新鮮な野菜をふんだんに使った一品料理もおすすめ。

生け込み 01


【 吉崎 】
お店の暖かみのある雰囲気にトーンを合わせてみました。
グリーンをメインに使おうと思い、お客様が「花だね!」という感想を持つより、
「なんだ、これは!」という反応になるように制作しました。
【 麦野さんの感想 】
花というより野菜という感じで、空間に溶け込んでいますね。
いい意味でフレッシュ感がないのに、春という季節感がしっかり伝わってきます。
うちのお客様はきっと触ると思うのですが、
触って楽しめる感じが大人のアトラクションのようでいいですね。

生け込み 02


【 吉崎 】
もともとカウンター内に置いている花器をそのまま利用しました。
カウンターに高さを出さずに、こちらもお店の雰囲気に合うように仕上げました。
空調がよく効くスペースなので丈夫なツゲを多めにし、お客様が座ったときに絵画のように見えるように、
真四角のツゲにフリチラリアを生けてみました。
【 麦野さんの感想 】
垣根みたいな雰囲気でいいですね。落ち着いた感じが最高です。
お客様が気づかないほど、空間に溶け込んでいますね。

生け込み 03


【 吉崎 】
こちらの化粧室の雰囲気が店内とまったく異なり白い空間なので、
思い切って店内の雰囲気とは違うようにシンプルに生けました。
下見で伺ったときに、麦野さんが苦手だとおっしゃっていた黄色の花をあえて使ってみました。
閉じている空間なので、甘い香りのあるフリージアを選んでいます。
【 麦野さんの感想 】
化粧室は店内スペースと比べて広く、お店の非日常な空間からドアを開けた瞬間に
日常に戻る感じをイメージしています。
まさに女の子の城の雰囲気でかわいらしいですね。

フローリストからの提案 01


【 吉崎 】
季節の枝物を使った外へのアピールです。枝物を生けるのが得意ではあるのですが、
ただ生けてもインパクトがない上に、大きな枝だと風で倒れる恐れがあるので、
ケールで半球体を作って生えている木に見えるように制作しました。
【 麦野さんの感想 】
素敵ですね。香りに虫が集まるように、人々が寄ってきそうです。
カウンターの水っぽくない雰囲気と一転して、
外に水を感じるものがあるのもいいですね。

フローリストからの提案 02


【 吉崎 】
下見にお伺いしたときに花を入れるためのお店の(空間の)余白が少ないことが気になりました。
そこで3枚壁にかけてある絵を1枚外して、余白を作り、バンダを壁に生けました。
寄生植物なので根がきれいなことと、水をやらずに1ヶ月位そのまま楽しめます。
またこちらも麦野さんが苦手とお話しされていたピンクの花をあえてセレクトしました。
【 麦野さんの感想 】
インパクトがありますね。テーブル席はカウンターの雰囲気とはやや異なり、
かつ隔離されていますが、素敵になりますね。
水を使っていないというのも非常にいいです。

花のメンテナンスDATA

【搬入口】 難度 ★☆☆
・店舗のエントランスから搬入。営業前の日中に設置。
【営業時間中と時間外】 難度 ★★★
・動線は狭く花瓶などを置くスペースはほとんどなく、飾るスペースは限定されます。
カウンター横に空調があるため、営業時間中の花のダメージが考えられます。
【設定】 難度 ★★☆
・1週間の生け込みでメンテナンスなし。花器は持ち込み。
【制作】 難度 ★☆☆
・事前に制作して、現場で仕上げのみ。

本日の感想

フローリスト 吉崎正大さん
とても素敵なお店ですが、花を生けるという点ではとても難しい空間でした。
通常の生け込みの場合はお店の空間の余白に花を生けることが多く、それが効果的なのですが、
今回は限られた空間であったため花を飾るスペースに悩みました。
日常的な生け込みは大きく枝を生けるのが好みで、枝で動きを出すようにしていますが、
今回はアレンジで高さを出して動きを出すように意識しました。
難しかったですが、とても楽しかったです。
オーナー 麦野誌碧さん
お話をいただいたときには、この空間のどこに花を生けてもらえるのか?と思っていましたが、
実際に花を生けていただくと、予想外のサプライズがいっぱいでした。
飾っていただくスペースによって雰囲気は異なりながらも、全体の一体感がきちんとあり素晴らしいです。
またくすみのある色の花もたくさん使っていただき、今までの花というものに対する印象が変わりました。
どの作品も触ってね、と言っているように感じますね。
飲食店のご紹介で協力いただいた木村硝子店のWEBへ!
http://www.kimuraglass.co.jp
撮影/三浦希衣子

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