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「アップルスイカ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

  • 2025年1月13日
  • NUKUMORE

編集部おすすめの品種「アップルスイカ」の栽培方法をご紹介いたします。手のひらサイズの超小玉スイカが空中にずらりと並びます。今年の夏の収穫に向けて是非、栽培してみてください。

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アップルスイカ(松永種苗)の栽培の特徴

・ほぼ放任栽培で手軽に育てられる
・糖度が高いスイカがたくさん採れる

約1~1.5㎏の果実が次々と実った!

手ごろなサイズの果実がたくさんぶら下がります。リンゴ狩りをする感覚で“スイカ狩り”を楽しめるのがアップルスイカの名前の由来。ソフトボール大のミニスイカも採れ、半分に切ってスプーンですくって食べました。 YD37_p6_map_2_1736391191

猛暑の夏でも元気に育って 次々とスイカの収穫が続く

この夏、編集部の屋上菜園で“アップルスイカ”(松永種苗)のプランター栽培を試しました。
アップルスイカは、小玉スイカの中でもさらに小さめの玉になるタイプ。果重約1.5kgと、手に乗るくらいのサイズで、ネットにツルを誘引して、スイカの立体栽培を手軽に楽しむことができます。

さて、大型プランターに苗を植えたあとは、ほぼ放任で栽培。すると、元気なツルがどんどん伸びて、1~1.5kgくらいのスイカが次々と実りました。真夏の暑さの中でも樹が疲れる様子もなく、収穫は長期間にわたり、糖度も高くて大満足。
アップルスイカは育てやすく、つくって楽しいスイカだと思いました。

育て方

1. タネまきと育苗

3月下旬、育苗ポットにタネを1粒ずつまきました。
透明プラスチックの衣装ケースを簡易温室として利用し、ポットを並べて入れ、日中は日の当たるベランダに置き、夜間は室内に。25~30度を確保して発芽を待ちました。

5~6日で発芽し、その後は苗の徒長を防ぐため、ケースのフタをずらして風を通して20~25度の生育適温をできるだけキープ。水やりはほぼ1日に1回。朝、ポットの土の表面が乾いていたらたっぷり水を与え、育苗を約1か月続けました。

2. 植えつけとメンテ

竹内孝功さんが推奨する底面給水タイプの大型プランターを利用。3月中旬に土を入れ、ネギを植えておきました。ちなみに土は“金の土”(カネア)です。

5月上旬、本葉3~4枚に育った苗を1株ずつ定植。なお、植え穴の真下に1つかみの“パワフルシリカ”(サカタのタネ)を埋めておきました。これは、根の活性化が期待できる土壌改良材です。そのほかに、堆肥や肥料は入れていません。定植後、アーチ状の棚をつくって麻ヒモを張り、ツルを誘引しました。

3. 収穫まで

樹勢が強く、ツルがどんどん伸びるので、急きょスクリーン型のネットを追加し、誘引を続けました。
ツルがよく茂り、花も多く咲きます。屋上菜園にはアブやハチが多く集まるので、受粉は虫におまかせ。6月中旬頃から実が膨らみ始め、ツルに負担がかからないよう、タマネギの保存用ネットを利用して玉を吊るし、収穫を待ちました。

収穫のタイミングは開花・受粉から30~35日が目安。最終的に3株から12個を収穫できました。次回は露地で立体栽培を試そうと思います。

アップルスイカの棚づくり

衣装ケースで育苗開始、収穫は受粉から30~35日 01 衣装ケースの“日だまり育苗”なら発芽がスムーズで、生育適温も容易に確保できます。苗が育ってケース内が窮屈になったら、育苗棚(簡易温室)に移して育苗を続けます。 YD37_p6_map_3_1736396247 02 定植後、ツルが力強くどんどん伸び出します。 YD37_p6_map_4_1736396277 03 実が大きくなったらネットで吊るか、写真のようにハンモックで支えます(写真提供、松永種苗)。 YD37_p6_map_5_1736396296 04 花が咲いてから35日、糖度が高くておいしいスイカが採れました。今回はついた実をすべて収穫したので大小いろいろ採れましたが、小さな実や果柄の細い実などを摘果して玉の数を絞るのもおすすめ。約1.5kgサイズの玉がそろいます。
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