両折りバイアステープを使った縫い代始末の方法を紹介します!直線やカーブしている部分の布端の始末が簡単にできますよー!衿ぐりや袖ぐりの始末によく登場します。(動画あり/裁縫)
はじめに
今回は両折りバイアステープを使った、縫い代始末の方法を紹介します。
両折りバイアステープとはこのように、両端が内側に折れているテープのことです。
バイアステープについては、別の動画で詳しく解説しています。詳しくはこの動画の概要欄をご覧ください。
直線やカーブしている部分の布端の始末が簡単にできます。
衿ぐりや袖ぐりの始末にもよく登場します。それでは、始めていきましょう!
直線部分につける場合
赤いラインの直線部分に1.27cm幅のテープをつけていきます。
テープを開いて、縫い代とテープをつける部分の縫い代の幅を合わせておくと、この後の作業がしやすくなります。
キャプテンの「テトロン12.7」を使います。
テープの折り目が気になる場合は、アイロンを軽くかけておきます。
テープと本体の布のおもて面どおしを合わせます。
先ほど縫い代の幅を合わせたので、布端を合わせてまち針でとめます。
縫い代幅を合わせなかった場合は、テープの折り目とできあがり線を合わせます。
赤いライン部分のテープの折り目をミシンで縫います。
細かいパーツを縫うときは目打ちで手前の布を押さえると縫いやすくなります。
うら面にテープを返してアイロンで整えます。
この時に0.1cmほど控えてアイロンをかけましょう。
こうすることでおもて側から見た時にテープの見えない、美しい仕上がりになります。
まち針でテープをとめます。
テープ側からミシンで縫います。
テープ端から0.1cmのところを直線ミシンで縫います。
アイロンで整えます。
直線部分の縫い代の始末ができました。
曲線部分につける場合
次に曲線部分につける方法を紹介します。
赤いラインの曲線部分に1.27cm幅のテープをつけていきます。
テープを開いて、縫い代とテープをつける部分の縫い代の幅を合わせておくと、この後の作業がしやすくなります。
キャプテンの「テトロン12.7」を使います。
テープの折り目が気になる場合は、アイロンを軽くかけておきます。
縫い合わせる部分のカーブに沿って、テープの“くせとり”をします。
裁断のときに使った型紙を使用します。
できあがり線にテープを合わせて、アイロンをかけ、テープをカーブさせます。
まち針でとめながらアイロンをすると作業がしやすくなります。
アイロンの熱が完全に冷めてからまち針をはずします。
テープと本体の布のおもて面どおしを合わせます。
先ほど幅を合わせたので、布端を合わせてまち針でとめます。
凹曲線の場合、少しだけテープを余らせるようにまち針で止めていくと、きれいに縫いつけられます。
赤いライン部分のテープの折り目をミシンで縫います。
細かいパーツを縫うときは目打ちで手前の布を押さえると、縫いやすくなります。
カーブの縫い代部分に布切りはさみで切り込みを入れます。この切り込みを入れることで、つっぱらずにカーブがきれいに仕上がります。
切り込みは縫い目から0.2cmほど手前まで入れます。
うら面にテープを返してアイロンで整えます。
この時に0.1cmほど控えてアイロンをかけましょう。
こうすることでおもて側から見たときにテープの見えない、美しい仕上がりになります。
まち針でテープをとめます。
テープ側からミシンで縫います。
テープ端から0.1cmのところを直線ミシンで縫います。
アイロンで整えます。
曲線部分の縫い代の始末ができました。
こちらの凸曲線もさきほどと同様の手順で縫えます。
できあがり線に合わせてテープのくせとりをします。
テープを開いてまち針でとめます。
凸曲線の場合、先ほどとは反対に少しだけ縫いつける布を余らせるようにまち針でとめると、きれいに縫い付けられます。
ミシンで縫います。
テープを控えながら、うら面に返します。
まち針で止めて、ミシンで縫います。
アイロンで整えます。
凸曲線もきれいにつけられました。
バイアステープで簡単に縫い代の始末ができる方法なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
【使用した両折りバイアステープ】
キャプテン https://captain88.co.jp/
【使用したソーインググッズ】
クロバー https://clover.co.jp/
【使用した糸】
フジックス https://www.fjx.co.jp/
【使用したミシン】
ブラザー販売 Teddy300 https://www.brother.co.jp/
★ブティック社の本では市販のバイアステープと共布で作ったバイアステープのことを、区別するために共布で作ったテープを「バイアス布」と呼ぶこともあります
YouTube動画
こちらで紹介した手順は動画で見ることができます。是非ご覧ください。
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