デジカメやスマホで空を撮ってメモしよう!その気になればすぐにでも観察できる雲や空。とても身近でありながら、不思議がいっぱいあります。今はデジカメやスマホでその記録を簡単に残すことができます。ぜひ自由研究のテーマにしてみてください!
1日2回、空を見上げて雲を観察・記録。 まずは朝の9時と夕方5時にチャレンジ!
自由研究で雲や空を観察するのであれば、まずは定点観察にチャレンジしてみましょう。定点観察とは、場所を決めて観察し続けることです。
空が見える場所ならどこでもOKですが、あまり遠い場所だと観察が大変になるので、すぐに行ける場所を選ぶのがコツです。もちろん空が見えるのであれば、家の前でも構いません。
定点観察する場所を決めたら、今度は毎日決まった時刻に空を観察するようにします。
ここでは朝9時と夕方5時の1日2回をおすすめしますが、生活リズムに合わせて1日1回でも3回でも構いません。可能なかぎり毎日観察するようにしたいものです。
朝と夕方の1日2回をおすすめしたのは、空の表情は時間帯によっても変わるからです。特に夕方の時間は空の色がドラマティックに変化して美しいものです。ぜひ毎日の定点観察の中に取り入れてみてください。
定点観察することで、同じ場所の空でも、日によって出ている雲の種類などが違うことに気づかされます。このあとお話する気象データなどの情報と合わせて、どういうときにどういう種類の雲が出るのかというのを考えてみると、発見があるかもしれません。
それから、お出かけのときはデジカメやスマホを持ち歩くようにして、何か気になる雲や変わった雲を見つけたときは、写真で記録を残すようにすると、より楽しくなります。
時間帯によって変わる雲の表情
*朝9時
晴れた日の朝は、日差しとともに気温が上がり、それによって雲の種類も変わっていく。写真のような積雲もよく見られる。
*夕方5時
夕方は日が傾くにつれ、雲や空の色が変わっていく。夏は夕立も多く、雨上がりに雲間からの薄明光線や、虹が見られることも。
同じ場所・方角の空でも、時間によって表情は違うんだね!
さらに詳しくは本で!
「雲の図鑑 十種雲形の自由研究を楽しむ本」では、こちらで紹介した雲にまつわる知識以外にも、たくさんの情報が掲載されています。
世界気象機関が発行する「国際雲図帳」で定められた基準に沿って十種雲形と細分類で100種類以上の雲を紹介。
また夏休みの自由研究のガイドや自由研究で使えるテンプレートも掲載。その雲のレア度(出会える度)や、雲から予測できる天気の変化もガイド。
雲ができるしくみや分類の方法など、基礎的な知識もわかりやすく解説した1冊。
■定価 1,650円(税込)/ 2024年07月16日発売