サイト内
ウェブ

観葉植物と日常に関するよくある質問

  • 2024年8月26日
  • NUKUMORE

グリーンインテリアに実際に寄せられるよくある質問をF.A.Q.としてここにまとめました。植物の様子を観察していて、なにか異変に気がついたときはここを参考にしてみてください!

bm1752_p100_main_1_1724047770 22234281_m_1724047738

Q:葉っぱがベタベタしているのですが・・・?

Answer
カイガラムシという虫が付着している可能性があります。茶色く硬い殻に覆われたダンゴムシのような形状や、白い綿状の形状などさまざまです。
観葉植物に付く虫の中でも多く見られるのがこの虫。葉裏や枝の間など見つけづらい場所に潜み、ベタベタした排泄物を落とします。

歯ブラシなどを使いこすり落とし、取り切れない場合はスプレータイプの専用薬剤を使用します。
土に撒いて防除できる粒剤タイプの薬剤を使用すると再発防止になります。

Q:葉っぱの先が茶色くなります

Answer
ヤシ類やドラセナ類などに見られることが多い現象で、空気の乾燥や水不足が原因です。水やりの頻度を上げたり、こまめな霧吹きを行いましょう。

また、真夏の強い日射しやエアコンの風が当たっている場合もありますので、太陽や風の当たり具合も再度確認しましょう。
茶色くなってしまった部分は、ハサミを斜めに当てて剪定します。

Q:葉っぱの色が薄く抜けているような感じがする

Answer
ハダニの可能性が考えられます。ハダニは葉裏に寄生して養分を吸います。吸われた部分の葉緑素が抜け、葉全体が白っぽく見えてきます。
ハダニは目に見えづらいのですが、葉を触るとちりのような感じでざらっとし指に茶色いすすのようなものが付きます。

ハダニは増えるのが早いので、見つけたらすぐに株全体を水洗いし拭きあげ、霧吹きタイプの薬剤で駆除します。薬剤は何度か繰り返し使うと効果的です。

Q:鉢の周りに小さな虫が沢山飛んでいます

Answer
土からコバエが発生している可能性があります。
コバエは土上2~3cmの層に潜んでいて、水分に反応してふ化し土上に出てきます。水やり後1~2分待つと土から出てきますので、園芸専用の殺虫剤を直接虫に散布します。
ない場合は蚊や蠅用のスプレー式殺虫剤でもOKです。その際、葉や幹から20cm以上離して行いましょう。

土に卵が残っていることも考えられるので、表土2~3cmを取り除き破棄します。少なくなった分は、観葉土や赤玉などを追加します。
湿度と栄養がある土から発生しやすいため、植え替え後に発生することも多いです。

予防は、土上にマルチングを継続的に乗せないことと、風通りを良くすることです。

Q:伸びすぎた枝葉は切っていいの?

Answer
剪定しましょう。定期的に古い枝や邪魔な枝を剪定してあげることで、新芽も出やすくなります。
剪定の適期は生育期の春と夏です。剪定は、「枯れ枝」「伸びすぎた枝」「混み合っている枝」を中心に行います。
全体の1/3程度の枝葉を残すイメージで剪定すると良いでしょう。

庭木と異なり、間違った枝を切っても時期を間違えなければ枯れることはありません。(ヤシ類は葉の根元を切る分には問題ありませんが、幹の先端に成長点があるので、幹を切ると枯れてしまうので気を付けましょう。)

Q:幹が傾いてきちゃったんですがどうすればいいでしょうか?

Answer
株が生長し頭が重くなったり、土が痩せて少なくなったりすると植物が傾いてしまうことがあります。春秋の植え替えの時期でしたら、植木鉢から根を出して、まっすぐにして植え替えをしましょう。鉢が小さいようでしたら植木鉢をひと回り大きくします。

植替えの時期でない場合は、支柱を使い誘因して補強したり、土を足して硬く締めなおしましょう。育ちすぎて葉の重みで傾いている場合は、生育期でしたら剪定も行いましょう。

Q:暗くて寒い玄関やトイレに植物って置けないの?

Answer
難しいです。「日照」「風どおり」「適切な温度」がないと、植物はうまく育たず、じきに枯れてしまいます。
どうしてもインテリアとして飾りたいという場合は、例えば来客時のみ、普段の明るい場所から移動するなどの運用をしたり、造花を使うのがお勧めです。

Q:ずっと同じサイズの植物が欲しい

Answer
植物は生き物なので、成長スピードの大小はありますが、少しずつ大きくなります。剪定をしながら、置きやすいサイズに調整して育てましょう。

Q:葉っぱが全部落ちてしまいました。まだ生きてますか?

Answer
葉がすべて落ちる場合は、原因として考えられるのが根傷みか水切れである可能性が高いです。幹を触り、硬くしなっていればまだ水が通っているので可能性があります。
逆に白くカサカサになっていたり、黒っぽく変色し柔らかくなっていると厳しい状態です。
枝先に新芽がきれいな黄緑色で残っているようでしたら心配いりません。

根痛みの場合は復活が難しいですが、水切れの場合はまた水やりを開始すれば新芽が吹いてくる場合も多いです。まずは幹の状態を観察し、状態を判断してみましょう。

Q:ドラセナの下の方の葉が茶色くなってしまうのですが大丈夫ですか?

Answer
ドラセナは株の中央から新芽が出て、古い下葉から茶色くなって落ちる性質があります。通常の新陳代謝ですので心配ありません。茶色くなったら根元で切り落としましょう。

Q:土にカビのような白いものがあるのですが…

Answer
おそらくカビです。取り除きましょう。菌なのでまわりにまだ残っている場合があります。継続して観察し、見つけたら取り除きます。
土が常に湿っていたり、土上の空気の流れが悪かったりすると発生しやすいです。

Q:キノコが生えてきました…

Answer
植物に直接悪さをするものではありませんが、取り除きましょう。カビの対処と同様に、継続して観察し、見つけたら取り除きます。
土が常に湿っていたり、土上の空気の流れが悪かったりすると発生しやすいです。

Q:葉っぱの色が薄くなってきました

Answer
日照不足か根痛みが考えられます。植物に合った日照が確保できているか確認しましょう。暗い場合は、できるだけ明るい場所へ移動します。

根痛みの場合は、幹や茎の色味が黒っぽくなります。水やりをストップし、一度しっかり土を乾かしてから、水を与えます。
その際は土が中までしっかり乾いているか、手で触ったり植木鉢を持ち重さを確認しましょう。

Q:花が咲いていますがどうしたらいいですか?

Answer
ある程度楽しんだら剪定しましょう。花を咲かせていると体力を使うので、葉が黄色くなったり落ちたりすることがあります。また、花の後は肥料を与えると良いでしょう。

Q:多肉植物が溶けてしまいました。原因は?

Answer
水を株に掛けたり、暑い出窓などで空気が篭っていたりすると起こることがあります。水やりの水は土だけにかかるように与えましょう。
株が土を覆っている場合は、ボウルなどに水を貯め、植木鉢が半分くらいつかるように入れて鉢底から水を吸わせましょう。30分ほどすると水を吸い、ずっしりと重くなります。

また、多肉植物は生育環境として風通りがないとうまく育たないものが多いです。たまに風を流してあげましょう。

Q:植え替えしたら株がぐったりして元気がなくなってしまいました

Answer
植え替えによる根傷みや、植え付けが甘く水が吸えていない可能性があります。植え替えの時期は春と秋なので、真夏や真冬の作業は暑さや寒さで根が傷んでしまうことがあります。
また、植え付け時に根のまわりにしっかりと土が密着していないと、根が水を吸えずぐったりしてしまいます。
その際は棒などで鉢の淵を突き、土をしっかり下に落として土を足し、ぐっと土を固めましょう。

植え替え後に元気がないからといって、再度植え替え直したり肥料をあげるのはよけい傷めてしまうのでやめましょう。暖かく風通りの良い場所で養生します。

Q:葉にシミができてポロポロ葉落ちします。

Answer
水やりが多い、置き場所が暗い、壁に葉が当たっている、葉が混み合いすぎているなどが考えられます。思い当たる要因がないか確認しましょう。
壁際や部屋の角に置いていると、壁際の方に光や風が入りづらいため、壁側の枝葉の状態が悪くなってしまいます。たまに表面を変えたり、壁から少し離してみると落ち着きます。

Q:リーフ系の植物。株全体がぐったりと垂れてしまいました。

Answer
葉や株元の色が黒ずんでいたり柔らかくなってしまっている場合は根傷みです。こうなってしまうと復活は難しいことが多いです。
葉が黄色くなっていたり、そのままの色でぐったりしている場合は水切れの可能性が高いです。新聞紙を使い、葉を持ち上げ株全体を筒状に包み、ボウルに水を張り植木鉢の半分くらいまで浸かるようにし鉢底から水を与えます。
ずっしり重くなったらボウルから出し様子を見ます。ほとんどの場合、半日から1日ほどで葉が上がってきます。

Q:黄色くなったりシミができてしまった葉はどうすればいいですか?

Answer
生育期の春から秋の時期でしたら剪定しましょう。冬場は体力がないのでできるだけ剪定は我慢し春に行います。

Q:同じ場所で何度も植物を置いていますがどれも枯れてしまいます。

Answer
置き場所の環境に問題があるかも知れません。日照があるか、風どおりがあるか、水やりの方法は適切かなど再度確認しましょう。
また、植物によって明るい場所を好むもの、反日蔭を好むものなどさまざまです。近くの専門店に相談してみるもの良いでしょう。

Q:植物を育てたいのですが、子供が小さく鉢を倒したりしないか心配です。

Answer
壁掛けして育成できるものや、天井から吊って育てるタイプの植物がお勧めです。また、手が届かない棚の上などに小鉢を飾るだけでもお部屋の中の雰囲気がぐっと変わります。土を使わないエアプランツでも良いですね。

Q:植物の入っている植木鉢が小さそう。もっと大きくしなくていいの?

Answer
鉢底から太い根がでていなければそのままで大丈夫です。植木鉢で育てる植物は、「土を乾かす」「水やりをする」「老廃物を流し出す」のサイクルが早いほど生育環境が良いとされており、植木鉢はそれほど大きくせず育てるのがセオリーです。
土が多すぎると土が乾きづらく、水やりまでのサイクルが遅くなり根腐れなどを起こす原因となってしまいます。

観葉植物についてもっと知りたい方におすすめ!

「改訂版 INTERIOR GREEN インテリアグリーン」では、今回紹介した以外にもたくさんの観葉植物に関する情報をわかりやすく丁寧に紹介しております。 bm1752_book_1724049241

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。