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手つかずの海が広がる「天国に一番近い島」、ニューカレドニア

  • 2021年6月5日
  • ナショナル ジオグラフィック日本版

 ザトウクジラ、アオウミガメ、ジュゴン――ニューカレドニアの海では、このような生き物たちがそろって歓迎してくれる。フランス領ニューカレドニアは、太平洋の南西部、オーストラリア東岸から1500キロほどの場所にあり、宝石のような島々で構成されている。

 ニューカレドニアの礁湖は、2008年にユネスコ世界遺産に登録された。手つかずの海に世界屈指の規模を誇るサンゴ礁、9000種以上の海洋生物が暮らしている。

 2014年には、ニューカレドニア政府が約130万平方キロメートルのコーラル・シー自然公園を設立したが、これは世界遺産に指定された部分よりもはるかに大きい。この自然公園の設立について、海洋保護プロジェクト「ピュー・ベルタレリ・オーシャン・レガシー」のシニア・マネジャー、クリストフ・シュビヨン氏は、「ニューカレドニアの海と、世界最後の手つかずのサンゴ礁を守るための重要な一歩」と話す。

 現在、ニューカレドニアはこの海洋保護区を長期にわたって維持するための取り組みをさらに進めている。公園の大部分では、漁業やマリンスポーツ、200人以上の乗客を乗せた船の航行が禁じられている。さらに、研究を除いて人間による活動が一切禁止されている場所もある。リフー島では、過去の観光業によって傷ついたサンゴ礁を復元する取り組みも始まる予定だ。

 内陸部では政府がエコツアーを推進しており、2022年には新しい法律によってすべての使い捨てプラスチック製品が禁止される見込みだ。州立公園の観光は厳しく規制されているが、本島の熱帯雨林地帯にあるジャイアント・ファーン・パークは必見だ。この公園にはウォーキングエリアとサイクリングエリアがあり、あとは手つかずの自然が広がっている。

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※「いつか訪れたい旅先25 2021年版 再び旅立つ日を信じて」ほか、旅の記事は「旅・文化の記事一覧」でまとめてご覧いただけます。

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