宇都宮市の郷土玩具で疫病退散伝説由来の縁起物「黄ぶな」をアピールするためのイベントが「黄ぶなの日」の9月27日にちなんで、市内各所で開催される。主催は黄ぶな推進協議会。(宇都宮経済新聞)
「切り火」のサービス
スイーツ&カフェ「FLAGS(フラッグス)」(宇都宮市馬場通り1)では9月25日、ポップアップショップ「黄ぶな市」を展開。同協議会会員6店が出店し、黄ぶな関連グッズの販売や展示を行う。開催時間は11時~16時。
「黄ぶなフォトコンテスト2024」では9月30日まで、「まちかど黄ぶなと笑顔」「ライトラインでにっこり」「歴史文化」の3部門で写真を募集。同協議会公式インスタグラムから応募する。
9月を「黄ぶなの日」PR月間として、各店でPRイベントを行っている。同協議会会長の関口慶介さんの店「銘茶関口園」(馬場通り4丁目)では、茶葉や茶器購入時、希望者に火打ち石を火打ち金と打ち合わせて火花を出し、厄よけや邪気払いを祈願する「切り火」をサービスしている。
関口さんは「黄ぶななどの歴史文化を活用した商業イベントを通じて、宇都宮の文化継承や街中の活性化につなげていきたい。普段から門前町を意識した取り組みを行っているが、今後は広域に周知できるよう、県外のイベント出店にもチャレンジしたい」と話す。