「大阪トップランナー育成事業」のプロジェクト認定証授与式が9月30日、大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1)で開催された。主催は大阪市、運営は大阪産業局。(梅田経済新聞)
認定証を受け取る「maemo atomo」西山夏実社長
新製品・新サービスの事業化及び事業拡大を目指す大阪市または大阪府の中小企業を対象に、新規性があり新たな需要の創出が期待できるプロジェクトを大阪市が認定し、大阪産業局が支援する同事業。2013(平成25)年にスタートし、124件のプロジェクトを認定した。認定したプロジェクトには、1年間にわたりコーディネーターが1人付き、製品やサービスの事業化に向け、市場投入から販路拡大までをサポートする。
授与式では、2024年度第2期に応募があった72件から選んだ4社に、認定証と助成金30万円の目録を贈呈した後、認定事業者がプレゼンテーションを行った。梅田エリアで認定を受けたのは、コンテンツの校正業務をDXするコミュニケーションプラットフォームを構築した「Brushup」(北区曾根崎新地1)、産前産後の健康や子育てに伴う課題解決サービスを考案した「maemo atomo」(西天満)の2社。ほか中央区の2社も認定を受けた。
大阪市経済戦略局経済対策担当部長の中野誠さんは「今回の認定を糧にして大阪の経済を引っ張る企業となることを期待している。いずれの企業も全てスタートラインに立った段階。これから1年間、大阪産業局の支援を受けて事業をブラッシュアップしていってほしい」と話す。
式典の模様は10月初旬からユーチューブで配信する予定。