カフェ「Brown(ブラウン)」(鳥取市松並町)が18年ぶりに再オープンして、11月3日で1カ月がたつ。(鳥取経済新聞)
カフェBrown店内の様子
店主の木島友美さんが25歳の時に開いた同店。当時はケーキやサンドイッチなどを提供していたが、出産を機に子育てに専念するため29歳で閉店した。
木島さんは「カフェを開く前は看護師をしていたので、育休が落ち着いたタイミングでまた看護師として働き始めた。そこで高齢者と関わる中で『自分の好きなことをして過ごし、幸せな人生だったと感じられる最期を迎えたい』」と思うようになり、カフェの再オープンを決意したという。
テーブルや床は木、壁紙などは白で統一した店内に、20年ほど前のレコードのジャケットなどを飾る同店。「店は自分の好きなもので統一し、シンプルで落ち着いた雰囲気にした。レコードは夫の趣味で置いている。自分の好きなものを好きになってくれた人が来てくれるので、いろいろな話ができてうれしい」と話す。メニューは、数種類の日替わりケーキ(450円~)、ワッフル(750円~)、スコーン(400円)などのスイーツ、「コーヒー」(500円)、「紅茶」(600円)、「ミックスジュース」(700円)などのドリンクを提供する。
18年ぶりの再オープンから1カ月を迎え、木島さんは「長いブランクでケーキ作りの技術に不安もあったが、試作を繰り返し自分の納得のいくものを提供するようにしている。オープンの際には祝いを頂く昔の常連の方も多く、再開を待ち望んでいただいていたことに感動した。毎日『今日も楽しかった』と思って帰ることができている」と話す。
「ケーキ作りは納得がいくものが作れず落ち込むこともあるが、実験感覚で楽しい。お客さまにもっと喜んでいただけるよう、ケーキのバリエーションやクオリティーをどんどん上げていければ」と意気込む。
営業時間は、12時~17時。日曜~水曜定休。