高松・歯ART美術館(高松市庵治町)で現在、企画展「銀粘土の世界vol.5」が開催されている。(高松経済新聞)
アクセサリーや立体作品などさまざまな作品が並ぶ会場
銀粘土は1995(平成7)年、「相田化学工業」(東京都府中市)によって開発された。純銀の粉末と水と結合剤を混ぜ合わせてあり、粘土を乾燥させた後にガスコンロや電気炉などで焼き、磨くことでシルバーアクセサリーを作ることができる。
2016(平成28)年から2年に1度開いている同展。今回は関東や関西を中心に北海道やニュージーランドなど各地の61人の作家による約260点の作品を展示。映像や年表で銀粘土を紹介するコーナーも設ける。
主催する高松のアクセサリーショップ「忍銀shinogin」(春日町)代表の坂田忍さんは「『各作家の眠っている作品に焦点を当てる』がコンセプト。それぞれの理由でしまわれていた作品を展示している。1回目は作家8人から始まったのが、年々作家数が増え作品のレベルも上がっている。銀だけでなく、ガラスや七宝、漆芸などの異素材と組み合わせるなど作家それぞれの個性も表れている。興味を持つきっかけになれば」と話す。
開館時間は10時~17時。入館料は、大人=600円、65歳以上=300円、中学・高校生=200円、小学生以下無料。ワークショップ参加費は3,800円(入館料込み)。9月29日まで。
銀粘土を使ったペンダント作りのワークショップも開く。平日は要予約、土曜・日曜・祝日は予約優先。