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押上周辺のイチョウ黄葉が見頃 飛木稲荷、三囲神社も

  • 2024年11月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 飛木稲荷神社(墨田区押上2)や三囲(みめぐり)神社(向島2)など押上周辺のイチョウの黄葉が現在、見頃を迎えている。(すみだ経済新聞)

 飛木神社のイチョウ

 銀杏の枝が飛来した伝承に由来する同神社。創建は室町時代以前とされ、地域の鎮守として信仰を集める。神木のイチョウは樹齢が500~600年とされ、区内では江戸時代以前から残る4本のイチョウでは最古の木といわれている。

 1945(昭和20)年3月10日の東京大空襲では、イチョウが身を焦がして炎を食い止め、周辺地域の延焼を防ぎ多くの命が助かったことから「身代わり 飛木の焼けイチョウ」と呼ばれ、地域の守神・平和のシンボルとして大切にされている。

 撮影日には、境内イチョウや飛木神社から見える東京スカイツリーを撮影する外国人観光客の姿が見られた。

 三囲神社は隅田川七福神の一つ。神社の名前の「三囲」の字の中に三井の井が入っていることから「三井を守る」とされ、三井家の守護神として江戸時代から手厚く保護されてきた。大国・恵比寿神の像は、越後屋(現在の三越)に祭られていた本像で、境内には2009(平成21)年に閉店した三越池袋店のシンボル・ライオン像も安置されている。

 同神社の神社の鳥居に沿って立つイチョウが見頃を迎えている。

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