勝浦市にある国際武道大学で11月4日、約5年振りとなる文化祭「黒潮祭」が開催された。(外房経済新聞)
沖縄県出身の学生による「エイサー」に会場も盛り上がる
同校卒業生で、学生支援センター事務室職員の菊池巧大さんは「過去、コロナ禍で学祭の中止が続いていた。そのため実行委員のメンバーは皆、経験したことがない。学祭を知っている職員や卒業生に聞いて回るなどし、試行錯誤しながら準備を進め、何とか当日を迎えられた」と話す。
実行委員会学生代表の川本聖峻さんは「皆がパンフレットの作り方すらも分からない中、実行委員の学生は部活や大会もあり、スケジュールを合わせるのが大変だった。人手不足だったが、地域の皆さんも応援してくれて、学祭を過去とはまた違う特別なものにしたいと『国際武道大学と地域で作る学祭』をコンセプトに準備を進めた」と振り返る。
当日は、学生による模擬店や沖縄県出身の学生による「エイサー」の披露、今回初めてとなるバブルサッカー体験のほか、「勝浦朝市」に出店している飲食店や雑貨店なども並び、多くの学生や地域住民でにぎわった。
川口さんは「学内だけでなく、地域の人たちに気軽に立ち寄ってもらえた学祭になってうれしい。来年は、今年以上に盛り上がる学祭になれば」と話す。