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藤沢のバイオ企業が新技術 体内の「妊娠可能性」を数値で示す

  • 2025年1月24日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 遠藤の湘南藤沢インキュベーションLABOに入居するバイオ企業「TL Genomics」(藤沢市遠藤、TEL 0466-47-8655)が1月20日、から事業者向け福利厚生サービスとして「妊娠力検査MyエイジF」の提供を始めた。(湘南経済新聞)

 同社は昨年11月に藤沢市に移転した、体内の老化を測定する独自技術を持つ研究開発型スタートアップ。国立研究機関との共同研究の結果から、「20~30代の妊娠しづらい傾向の女性は『体内の老化』が進んでいることを突き止め、その成果を生かす形で妊娠のポテンシャルを数値で表す独自のヘルスケアサービスを開発した」という。

 同社の久保知大社長は「女性は、ライフプランやキャリア形成を綿密に考えたい人が多い一方で、妊娠というライフイベントはコントロールが難しい。およそ4組に1組の夫婦が不妊治療を行っている現状がある。今回の妊娠力検査サービスで妊娠可能性を数値化することで、運動習慣や食生活の見直しで改善に取り組むなど、将来の妊娠に備えたアクションに取り組むモチベーションになれば」と話す。「女性の健康経営に力を入れている企業が増えているので、福利厚生メニューとして事業主に興味を持っていただきたい」とも。

 現在は、提携する産婦人科クリニック経由での一般向けの提供も準備しているという。

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