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河津町の接骨院、運動部に所属する中高生に地元の温泉活用呼びかけ

  • 2024年11月8日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 河津町の「ひまわり接骨院」(河津町浜)代表の稲葉正義さんが10月29日、熱川プリンスホテル(東伊豆町奈良本)でセミナーを開き、地元で運動部に所属する中高生を対象に地元の温泉の活用を呼びかけた。(伊豆下田経済新聞)

 「ひまわり接骨院」代表の稲葉正義さん(関連画像4枚)

 稲葉さんは柔道で全国大会にも出場したことのある元学生スポーツ選手。自身がけがで試合に出られなかった経験から、大学卒業後に資格を取り、30歳で出身地である河津に接骨院を開業した。

 「伊豆南部の賀茂地区は試合に行くにも時間がかかり、地理的に不利。そんな地域でスポーツに取り組む生徒・学生たちをサポートし、賀茂地区の学生スポーツをレベルアップしたい」と、運動系部活動に励む子どもたちの体のケアに力を入れてきた。休日にも部活動の練習や試合を見に行く熱心さが伝わり、今では来院する患者の8割が小学生~大学生だという。

 河津町も含め伊豆には温泉が豊富に湧いていることに着目した稲葉さんは、静岡県が2021年度に始めた「伊豆ヘルスケア温泉イノベーションプロジェクト(ICOI、いこい)」に参画し、運動部員向け温泉プランの開発にも取り組む。

 当日は、同接骨院に通う高校生を中心とした男女19人が参加。ICOIコーディネーターで医学博士の後藤康彰さんと元自転車競技選手の平塚吉光さんが、それぞれ入浴効果について講演。その後、参加者たちは同ホテルの浴場で1時間ほど温泉に入浴した。

 今後、中高生らは3カ月間にわたり、同ホテルのほか、天城荘(河津町)や石廊館(南伊豆町)など提携7施設で、週1回程度の日帰り入浴を重ねるほか、部活動の前後に足湯を行うなどして、入浴効果を体感していくという。

 稲葉さんは「これを機会に春の大会での飛躍を目指すとともに、地域資源としての温泉の魅力も再認識してもらえれば」と期待を込める。

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