旧松崎(松崎町松崎)に20超のフリーマーケットや飲食ブースが集まる「みなとでみんなと『海のピカ市』」が9月8日に開かれた。会場手前の松崎海水浴場では、砂浜に隠された券を見つける「史上最大の宝探し」も行われた。(伊豆下田経済新聞)
松崎海水浴場で宝探しをする参加者たち(関連画像7枚)
「海のピカ市」は松崎町商工会青年部が主催し、今回で29回目を迎える恒例イベント。リサイクルフリーマーケットと飲食ブースを合わせて22ブースが出店した。同商工会青年部では、メンバーの趣味がきっかけで、昨年に引き続きラーメンを販売。そのほか、静岡県と松崎町が共催で地震体験車も設置し、多くの家族連れや地域の人々が地震や災害(地震、津波、風水害)を体験。イベント開始の10時から多くの人々が集まり、約300人が来場した。
同商工会青年部の山本幸之助さんは「地域の人々や子どもたち、観光客に来てもらうことや地域振興を目的に開催している。地域活性につながれば」と話す。「今後は松崎町の人口減少のことも考え、移住したいと思えるまちづくりイベントをしていきたい」とも。
13時からは、町内の商店などが加盟する松崎町ロマンシール協同組合が主催する「史上最大の宝探し」が松崎海水浴場で開かれた。
今年で3回目となる同イベントには、例年より多い約200人が参加。スタートの合図とともに、砂浜に隠された景品800本の券を一斉に探し始め、券を見つけた人から景品交換へ向かった。
終了時間になっても上位の景品の券を見つけた人が現れなかったため、参加者全員でじゃんけんを行い、地域の子どもたちなどが上位の景品を受け取った。特別賞を獲得した人には、公共の宿「伊豆まつざき荘」の利用券1万円分と、道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」の利用券1,000円分を進呈した。
同組合の土屋吉文(よしふみ)さんは「大人も子どもも楽しんでいて良かった。子どもたちは町にとっても大事な存在なので、今後も多くの子どもたちに来てもらえるようなイベントを開いていきたい」と意欲を見せる。
参加者からは「友達と約束して楽しみにしてきた。もっとたくさんイベントをやってほしい」「チラシを見て来た。定期的に開催して地域を盛り上げてほしい」「楽しかったが宝を見つけるのに苦戦した。暑い中でたくさん宝を見つけることができた」などの感想が聞かれた。