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雑誌「NYLON」最新号、全ページを「リモート」制作 137人のアート企画も

  • 2020年5月22日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため全誌面をリモートで撮影・編集した、ファッション誌「NYLON JAPAN(ナイロン ジャパン)」7月号が5月28日、発売される。出版はカエルム(渋谷区宇田川町)。(シブヤ経済新聞)

 表紙を飾るのは、新たに共同プロジェクト「N/A」を立ち上げたアーティスト錦戸亮さんと赤西仁さんの2人で、巻頭インタビューもオンラインで行い、17ページにわたり特集を組んだ。「NOW AND FOREVER」をテーマにした特集企画では、アーティストやイラストレーターやデザイナーをはじめ、ミュージシャンや俳優、ユーチューバーら137人が同誌のために作った作品を、それぞれのメッセージと共に掲載。アイドルグループ「超特急」の人気連載もメンバーのセルフィーを元に編集し、「全てのページをリモートで作った」(戸川貴詞編集長)という。

 1人(組)につき見開き1ページを使い、作品の力を前面に出したアート企画には、イラストレーターのChocomooさん、書道家の万美さん、芸人・くっきー!さん(野性爆弾)、俳優の浅野忠信さん、森崎ウィンさん、アーティストの加賀美健さん、河村康輔さん、アニメーションプロジェクトのBAD MOOD(Fukase/Naoki Wada)、大沢伸一さん、モデルのモトーラ世理奈さん、ユーチューバーのkemioさん、フォトグラファー「#FR2」などが参加。多くのアーティストが参加したこともあり、ページ数は7月号全体で「通常号の倍以上」となる308ページのボリュームになった。

 ミュージシャン、クリエーターのMega Shinnosukeさんは、家で野菜カレーを作った際にパプリカがハートの形になったことから、赤いハート型のパプリカを使ったコラージュ作品を制作。タレントの藤田エミリさんのページでは、自身の写真と共に、同企画の趣旨でもあるオーストリアの未来学者・経営学者ピーター・ドラッカーの言葉を重ねるなど、参加した137人が写真やテキスト、ペインティングなどさまざまな手法で作品を提供した。

 戸川編集長は「(最新号の)テーマや特集を決めるまでには、いかに読者にとって価値があるものを作るか、いつでも苦労はある。その点では、今回もいつもと変わらなかった」と、コロナ禍での大きな影響はなかったと言い、「この状況で面白いことをやる。『仕方ないから』リモートで作ったのではなくて、リモートで『しか』できないことをした」と自信を見せる。

 編集作業については、「変わったのは働き方。例えば(スタッフが)これまでドアtoドアで往復2時間かけていた移動時間も、プライベートや他の仕事の時間などに充てられる。7割はリモートで作業できる」と作業効率を実感したという。自粛期間中、「渋谷パルコ」近くのビルにある同誌編集部に出向いた際には「普段いかに人が多かったのかが分かった。ゴミもなく街がきれいで、この先も続くといいなと思った」と、見慣れない景色に触れ感じた思いも明かした。

 A4変型版・308ページ。1,500円。全国書店、アマゾンなどで扱う。

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