松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3)が過去最大規模のリニューアルを行い、11月中旬から段階的にオープンする。(サカエ経済新聞)
松坂屋名古屋店本館4階に新設するファッションゾーンのイメージ
今回のリニューアル対象は同店本館3階~8階(屋上を含む)と北館6階・地下1階で、合計面積は約2万7000平方メートル。対象フロアには211ブランドを展開する。うち新規導入は89ブランド(東海初=49、国内初=2)。投資額は約63億円。
本館3階・4階は百貨店婦人服からの脱却を掲げ新たなファッションフロアを目指す。取り扱いブランド数は、ファッション=5、ジュエリー=17、アート=1。3階は世界のトレンドに触れられるフロアにするという。11月下旬オープン。4階には松坂屋が発信するファッションゾーンを新設。日本のデザイナーブランドやジュエリーブランドを新たに展開する。11月中旬オープン。
「お酒の元につながりが生まれる場所」をコンセプトに全面リニューアルする北館地下1階には、現在と比べ品ぞろえが2.7倍になる酒売り場と、地元の飲食店を中心に構成するレストランが設置されるゾーンを設ける。11月下旬オープン。
本館8階は「東海エリアのアートマーケットのハブに」をコンセプトに据え、ワンフロア全体をアートゾーンにする。フロアの中心にはオープンな造りのギャラリーと、アートを感じながら過ごしてもらうカフェを設ける。12月中旬オープン。隣接する屋上はアートに気軽に触れてもらえる屋上遊園に刷新する。2025年春オープン。
2025年春から夏にかけては本館5階の子ども服エリアや本館6階・7階を改装。2025年秋には北館6階を「美」とリラクセーションのフロアに刷新する。