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佐賀に「佐野常民と三重津海軍所の歴史館」 世界遺産登録で「佐野常民記念館」刷新

  • 2021年9月28日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「佐野常民記念館」が9月25日、「佐野常民と三重津海軍所の歴史館」(佐賀市川副町早津江津、TEL 0952-34-9455)としてリニューアルオープンした。(佐賀経済新聞)

 【写真】「佐野常民と三重津海軍所の歴史館」の「佐野常民展示室」

 「佐賀の七賢人」の一人、佐野常民は1822年、佐賀市川副町早津江生まれ。藩医佐野家の養子になり、蘭(らん)学や医学などを学んだ後、佐賀藩精煉方主任として理化学研究を指揮し、蒸気船・蒸気車の雛形、電信機を手掛けた。その後、幕府の長崎海軍伝習所で航海、造船術を学び、郷里の三重津に佐賀藩海軍所を設置し、日本初の実用蒸気船「凌風丸」などを完成。1867年のパリ万国博覧会では佐賀藩の団長、1873年のウィーン万国博覧会で博覧会事務副総裁として渡欧した際に、赤十字社の組織を知り、1877年の「西南の役」の惨状をきっかけに博愛社を創設。その後、博愛社は日本赤十字社となり、初代社長に就任した。

 佐野常民を顕彰する施設として2004(平成16)年に「佐野常民記念館」を開館。2005(平成17)年に三重津海軍所跡の大部分を歴史公園として整備、「佐野記念公園」として都市公園に指定されている。2015(平成27)年7月、三重津海軍所跡が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭遺産」の構成資産として世界遺産に登録されたことから、同記念館を活用し、佐野常民の顕彰機能と三重津海軍所の「明治日本の産業革命遺産」のガイダンス機能を持つ施設整備が始まり、昨年から増築や改修工事を経て、リニューアルオープンした。

 館内は、三重津海軍所の変遷・運用や遺跡の価値等について、ドライドック木組遺構の一部を再現した原寸大模型や大型スクリーン映像、パネル等で解説する「三重津海軍所跡展示室」、幕末佐賀藩の近代化の背景や三重津海軍所の成り立ちや特徴、船屋地区・稽古場地区・修覆場地区の機能などについて、空撮映像やCGによる再現映像を上映する「映像ホール」、佐野常民の生い立ちや功績を紹介する「佐野常民展示室」などで構成。無料観覧エリアには、「明治日本の産業革命遺産 ガイダンスコーナー」「赤十字コーナー」を用意する。

 開館時間は9時~17時(最終入館16時30分)。観覧料は、大人=500円、小中高校生=200円(20人以上の団体料金、障がい者減免制度あり)。年間パスポートは、大人=1,000円、小中高校生=400円。月曜休館。

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