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岡山にまき焼きフレンチ「ノーブル」 県産食材使った料理を備前焼で提供

  • 2025年1月25日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 まき焼きフレンチレストラン「Noble(ノーブル)」(岡山市北区野田屋町1)が1月11日にオープンした。(岡山経済新聞)

 まき焼きフレンチレストラン「Noble(ノーブル)」の店内

 店主の中山公人さんは、約14年務めた「ANAクラウンプラザホテル岡山」(駅元町)を辞め、独立開業を目指していた。コロナ禍で一度中止して、「UNO HOTEL」(玉野市築港1)に3年務める。JR岡山駅からも近く、大規模開発をされていない野田屋町で良い場所が見つかったことから、オープンを決めたという。店内は、カウンター6席(8席まで対応)、個室4席。

 同店は、ガスや電気を仕込み以外では使わず、まきの火で調理する。岡山県内のナラを表と裏を各2週間ずつ室内で乾燥させたまきを使う。中山さんは「まきでの料理は火加減などが難しく、料理人の腕が試される。一味違う香りや味を楽しんでほしい」と話す。

 料理はコース料理のみ。アミューズ3品、前菜4品、肉と魚、デザート、小菓子。肉はなぎビーフなど県内産のものを使う。野菜は、おかやまオーガニックや岡山西洋農家「mangiare(マンジャーレ)」を使い、深山公園(玉野市)や加茂川(吉備中央町)の道の駅に行って食材を仕入れることもあるという。ヒイラギ貝やスッポンなどフレンチでは提供されることの少ない食材も使うことがある。季節に合わせて少しずつメニューを変える。価格は1万2,000円で、ランチのコース料理は7,700円。

 ドリンクは、「domaine tetta(ドメーヌ・テッタ)」(新見市哲多町)のほかワインを提供する。器は、備前焼作家の森大雅さん、馬場隆志さん、藤田祥さん、石田和也さんにオーダーした。

 「高貴で上品」と「親しみやすさや温かみのある」という意味のフランス語「ノーブル」を店名にした。中山さんは「まきの火を見ながらゆっくりした時間を過ごしてほしい。岡山の食材や器、香りを堅苦しくなく提供する。料理人として未来もことを考えたら、ガスや電気ではなくまきにたどり着いた。お子さま連れにも来てもらえるように、個室は入り口を別にした。食べることが好きな人に来てほしい」と話す。

 営業時間は、ランチ=12時~、ディナー=18時~。

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