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岡山でサイレント・ブッククラブ 課題図書も意見交換もない読書会

  • 2024年9月17日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 読書会「サイレント・ブッククラブ」が9月21日、「シェアスペース3丁目taado(酒のみむら表町店内)」(岡山市北区表町3)で開かれる。主催は岡山市文学賞運営委員会とHuddle。(岡山経済新聞)

 サイレント・ブッククラブは2012(平成24)年、米サンフランシスコのメアさんとグルハニッチさんが始めた。参加者が好きな本を持参し、黙々と読書をする形式の読書会。読書会は一般的に課題図書を読み、参加者同士で感想や意見を言い合う形式が多いとされる。課題図書を読み切ることと、気の利いたコメントを発言するプレッシャーのない気楽に本を楽しむだけの会。世界50カ国1000以上の支部があるとされ、国内でも、山形市、山口県岩国市、東京で開催されたことがある。岡山での開催は、支部となって今回が初めて。

 岡山市は、昨年10月にユネスコ創造都市ネットワークの文学分野で加盟都市に認定された。文学分野では国内初、世界では50以上の都市が認定されている。岡山市職員が加盟都市のオンライミーティングに参加した際、イギリスの街・エクセターの担当者から同読書会を知る。今年8月1日から約1カ月間開催された「みんなの表町書店」に出展した「Huddle」を運営する吉備人出版の守安涼さんが、同読書会のことを知り企画した。

 当日は、簡単な自己紹介をした後、約1時間、自ら持参した本を読む。コーヒーや紅茶、缶ビール、日本酒、ワインなど飲みながら読むことができる。最後に交流の時間を設ける。

 守安さんは「働き出すと本が読めないという人は多いはず。私は休日の早朝など、まだ家族が起きてない時間に読書をするのが心地いい。積ん読やずっと読みたかった本などを持参してもらい読書する習慣作りにも。今後は仕事帰りに寄れる平日夜の開催も予定している」と話す。

 開催時間は16時~18時。参加費は500円。

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