一般から集めた500枚の写真で別府の100年を振り返る「Bepparchive~あなたと、別府の写真展~」が9月13日、トキハ別府店(別府市北浜)の地下1階特設会場で始まった。入場無料。(大分経済新聞)
キャプションを付けて展示する「あなたと、別府の写真展」
別府市制100周年記念事業で別府青年会議所の主催。6月から公募を始め、約40人から約1500枚の写真を集めた。SNSや専用フォームなどを通してデータを送ってもらったほか、アルバムなどに残る写真は複製してデータ化した。
写真の内容や状態などから大正時代以降の500枚を選んだ。全てをパネル化し、提供者からの情報などで確認できる範囲で日年や場所、撮影状況などの写真説明を付けた。大きさは2L判とA4判の2種類。
浜脇、別府駅、別府駅前通り、別府湾の海辺や港などの場所、志高湖、別府タワー、地獄めぐり、別府ラクテンチなどの観光地、国際万博、温泉祭り、入学式といったイベントごとに分けて展示。複数枚を繋げたパノラマ写真や当時の古地図なども並べている。
13日は市民らが次々と訪れ、思い出の写真を見ては昔を懐かしんだ。東京オリンピックの聖火リレーや建設中の別府タワーのパネルの前で当時を語る人や、昭和の駅前通りの写真では「おじさんが写っている」と見入る人がいた。
同会議所の地域国際往古来今委員会の首藤大比古委員長は「叔父とおいが互いに撮り合った一対の写真など、集めて整理していくうちに多くの写真に愛着を持つようになり、別府を深く知ることができた。別府の歴史を振り返るアーカイブとして楽しんでほしい」と話す。
開場時間は10時~19時。9月19日まで(9月18日はトキハ別府店休業日)。
9月15日13時からは同店1階正面玄関前ブルーテラスでトークセッションも開く。テーマは「あなたはなぜ別府と関わり続けるのか?」。ゲストスピーカーは東京神父さん、池田佳乃子さん、深川謙蔵さん、山口由人さん。ファシリテーターは堀雄太朗さん、千壽智明さん。