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「新聞とガムテ」の「マスカラス」も 別府市でアート展「関口光太郎 in BEPPU」

  • 2019年9月22日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 アートイベント「関口光太郎 in BEPPU」が9月21日、トキハ別府店(別府市北浜2)で始まった。新聞紙とガムテープだけで作ったヒツジ、風車、プロレスラーなど多様な作品を立体的に展示。来場者はトンネルの先に広がる異世界を楽しんでいる。(大分経済新聞)

 「世界を導く」薬師如来の頭部

 混浴温泉世界実行委員会(事務局=BEPPU PROJECT、TEL 0977-22-3560)の主催。「in BEPPU」は、国内外で活躍する芸術家を招き、別府の地域性を生かしたアートを制作してもらうイベント。4年目の今年は関口さん(36)自身の作品とワークショップなどに参加した県民1023人の作品を組み合わせ、幅約25メートル、奥行き約15メートの会場に遺跡を巡るように楽しめる巨大作品を出現させた。使用した新聞は約2万6000部、ガムテープは25メートル巻き1300個。

 タイトルは「混浴へ参加するよう世界を導く自由な薬師如来」。世界地図とあおむけに寝る薬師如来を絡ませた。「足の裏」を入り口、「脚部」をトンネルに見立て、ベージュとグレーの世界に誘う工夫をした。

 薬師如来のへそ部分はオーストラリアで、ヒツジやカンガルーなどを設置。右肩部分のヨーロッパにはオランダの風車、ウェールズのドラゴンを飾るなど、それぞれの大陸を表す作品を積み重ねるように並べている。動物や建物のほかには関口さんがファンというプロレスの作品も。人気覆面レスラーのミル・マスカラスさんがボディアタックを決めるシーンを切り取り、遊び心たっぷりに表現した。このほか会場には制作体験コーナーも用意。来場者が作った作品も展示物に加えていく。

 関口さんは作品のコンセプトを「多文化が共生する世界」としており、「別府の、温泉が湧き出るようなエネルギーや観光客や留学生を受容する文化に刺激を受けて制作した。訪れた人の心に何かを残せればうれしい」と話している。

 11月10日まで。鑑賞無料。期間中、各種鑑賞ツアーを行うほか、10月13日14時からトキハ別府店7階レセプションホールでトークイベント「椹木野衣が語る関口光太郎」(要予約)を開く。

 関口さんは群馬県前橋市出身。多摩美術大学彫刻科卒。幼少期から新聞紙とガムテープによる造形を手掛けており、2012(平成24)年に第15回岡本太郎賞を受賞した。現在は東京都の特別支援学校で教員を務めながら創作活動を続けている。

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