福津市の小学生が考案した「地元食材を使った料理作品」の展示が11月16日、イオンモール福津(福津市日蒔野6)で始まる。(宗像経済新聞)
弁当販売(昨年の様子)
子どもたちに健康的な食生活を意識し実践する力を身につけてもらおうと福津市が行っている「福津のめぐみで料理名人」事業の一環。小学生が福津市で取れた食材を使って自ら料理することで、地産地消への理解を深め、食に対する感謝の気持ちを育むことを目的としている。作る料理によってチャレンジ級を設定しており、応募者全員に福津市子育て世代包括支援課が認定証を発行する。
同課保健指導係の丸山康子さんは「この取り組みは、福岡女子大学、イオンモール福津、いいざいなどのさまざまな団体と連携、共働で進めている。夏休みの自由選択課題の一つとして取り組んでおり、令和5年度は1101人、令和6年度は1303人の応募があった。子どもたちが料理を作るきっかけになると同時に、生産農家の励みにもなっている。子どもには料理をしながらバランスの良い食事を知ってほしい」と話す。
期間中、同取り組みに挑戦した小学生たちの料理写真を展示するほか、イオンモール福津、いいざいが選んだ料理6品を弁当化し、11月24日は11時30分から、レシピを考案した小学生6人がいいざいの協力で弁当販売を行う。
「いいざい」の同事業担当者、大中義則さんは「今年は『となりのグリル』『餃子の山八』『ネオラマート』『marutani』『オーシャンズ』『カナダキッチン』の6事業者に子どもたちのアイデアを具体的に表現していただいた。食育と併わせ、地元の事業者や生産者とのパイプ役となることで子どもたちに地域食材の良さを伝えたい」と話す。
展示は11月24日まで。