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宗像リゾートホテルが「なごみの湯」営業再開 地域の憩いの場復活へ

  • 2024年9月20日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 宗像リゾートホテル(宗像市神湊)が9月14日、温浴施設「なごみの湯」の営業を再開した。(宗像経済新聞)

 修繕前の大浴場

 同施設支配人の定栄達也さんによると、2023年から業務改善を行ったものの、潮害影響を受けて老朽化していたボイラーはコロナ禍の影響による閉業で運転を止めていたことで故障し、再開できなくなっていたという。定栄さんは「一時は廃墟のようになっていたホテルの修繕にも費用がかかり、老朽化した大浴場の修繕ができなかった」と振り返る。

 同施設は6月、大浴場再建に向けクラウドファンディングで支援者を募集。600万円をかけ修繕工事を行い、ポンプ、ボイラー、配管など水回りの全面工事を終え、大浴場の営業再開にこぎ着けた。

 定栄さんは「さまざまな人の支援のおかげで、待ち望んでいた大浴場を再開できた。工事の間も再開日の問い合わせをいただき、改めて喜んでもらえる事に携わっていると実感した。大浴場が再開して宿泊者に喜んでいただけるだけではなく、このホテルが以前、地域住民のコミュニティーの場でもあったように、今後また人が集まり新たな縁が生まれる憩いの場になれば。お風呂の後に卓球をしたり、若鷹神社に御参りしたりとロビーやホテル全体がにぎわってくれたら」と期待を寄せる。

 営業時間は金曜・土曜・日曜16時~21時。入浴料は550円。

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