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相模原のアナログ音源専門店が拡張移転 邦楽7インチレコード主力に

  • 2021年10月14日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 相模原のアナログ音源専門店「7inch 早川」(相模原市中央区矢部3)が9月、店舗拡張のため移転オープンした。(相模原町田経済新聞)

 【写真】7inch 早川の店内

 JR矢部駅から徒歩7分の住宅と商業が混在するエリアで2018年に開業。当初は8畳ほどの広さのプレハブ倉庫を転用した。店主の早川信彦さんはレコードコレクターで、同所で営業していた古物百貨店「オール・トゥモロ−ズ・パーティーズ」2号店の閉店を機に脱サラして開いた。新しい店は、旧店と同じ木造長屋が集まる通りから奥まった一軒家。

 店舗面積は約50平方メートルで、約2倍になった。店内は昭和そのもの、靴を脱いで入店する。客が長時間滞在するため、手洗いができたことは移転のメリット。ドリンクも販売する。

 「店をやるなら特化しなければ」と考え、アナログレコードのシングル盤として普及していた「7インチ」を屋号に掲げる。「小学生のころ、夕方帰宅してテレビのワイドショーで聞いた鶴岡雅義と東京ロマンチカ『秘密』が初めて買った7インチ」。DJもやる早川さんは、12インチよりも持ち運びが楽で、音質がよく、頭出しの必要がない7インチが好きだという。

 1990年代のCD全盛期、レコードの新盤は激減する一方で中古レコード店が増えた。「その後、ネットの音楽配信が主流となり、大手中古レコード店が身近な場所から消えて、形のある音源は廃れてしまった」

 それでも店を開いた理由は、「レコードを掘る(探す)喜び」。「店がうまくいくかどうか分からなかったが、おもしろくなると思った。軽く始めたので撤退もしやすい。ネット販売ではレコードの状態や音質は分からない。なにより自分が好きで、他の人のニーズもあると思ったら、やっぱりそうだった」と振り返る。

 一見、レコードを売るような店があるように見えない立地だが、意外なメリットがあった。「近所に住んでいる人が、所有している昔のレコードを売りに来る。店を開いた当初は思いもしなかった」

 持ち込まれた中古品は原則、すべて買い取る。客は全国からやってくるという。松田聖子や山口百恵といった特定の歌手のコレクター、カルトGSやレッドファンク(ロシアンファンク)など特定ジャンルのコレクターも来店する。「おそろしくマニアックな世界がある一方、プレーヤーを持っていないという若い人がジャケットに惹かれて買っていくこともある」

 販売価格はコレクターズアイテムを除き、100円~1,000円が中心。レコードのほか、カセットテープ、SP盤、VHSビデオのソフト、各種再生機も取り揃える。「世界的なレコード(リバイバル)ブーム」と言われるが、価格に変化はないという。今後の展開について、「コロナが落ち着いたら、移転記念で音楽イベントを開きたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。水曜、第1・3金曜定休。

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