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「熊谷うちわ祭」年番送り コロナで諸行事自粛、「来年こそは」大総代が思い込める

  • 2021年7月23日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 熊谷に夏を告げる祭り行事として親しまれる「熊谷うちわ祭」の締めくくりとなる「年番送り」が7月22日、お祭り広場(熊谷市星川)に設置された行宮(あんぐう)で行われた。(熊谷経済新聞)

 【写真】「熊谷うちわ祭」最終日、「疫病退散」を願うサプライズ花火が打ち上げられた

 「関東一の祇園」と称され、毎年7月20日~22日に行われる八坂神社大祭「熊谷うちわ祭」。3日間で例年約75万人が訪れ、12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する。

 昨年に続き今年も新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、「神輿渡御(みこしとぎょ)」「山車屋台の巡行」「お囃子(はやし)などの音曲」などの行事を自粛。八坂神社社殿と行宮で関係者が神事のみ行った。期間中の行宮では、「疫病退散」「五穀豊穣(ほうじょう)」を願う祭礼であることから疫病除けの御神札が頒布され、参拝者がお参りに訪れていた。

 「年番送り」は祭りの最終日に行われる儀式。今年の「年番町」から来年の「迎え年番町」へ「年番札」を送り渡す。宮司、祭員、大総代、各区町の総代長ら関係者のみが集まり、例年とは異なる空気の中で始まった。2年続けて大総代を努めた年番町荒川区の富田満大総代から、迎え年番町の鎌倉区、中島正義大総代へと「年番札」が送り渡され、荒川区祗園会と鎌倉区祇園会が「熊谷囃子」を奉納した。

 「今年はぜひともお囃子を聞いてもらい、山車・屋台を見てもらいたかった」と富田満大総代。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、昨年同様の神事のみという苦渋の決断になった事を告げ、「うちわ祭は熊谷人にとって、自慢の祭りであり誇りである。祭りがあることによって、熊谷に生まれて良かった育って良かったと思うことが、郷土愛につながり、熊谷の発展につながると思う。皆さんのご協力をいただき、来年は立派な祭りができるよう願っている。できる限りの協力をしたい」と決意を示した。「2年間、祭り一色の生活を送ってきた。今日ここで年番札を送ることができてうれしい」とも。

 行事に関する情報は一切公表しなかったが、当日は行宮のある「お祭り広場」周辺に交通規制が敷かれ、多くの人が集まり「年番送り」を見守った。近所に住むという女性は「お囃子の音色を聞くことができて、少しでも祭りの雰囲気が味わえたのでうれしい。来年こそは期待したい」と話す。

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